マイアミ・ヒートはボストン・セルティックスとカンファレンス決勝を戦っている。ジェイ・クラウダーとケリー・オリニクによれば、ヒートのエリック・スポールストラHC(ヘッドコーチ)と敵将ブラッド・スティーブンスHCにはいくつかの共通点があるようだ。 2016-17シーズンにセルティックスでプレイしていたクラウダーとオリニクは、スティーブンスHCの下でカンファレンス決勝進出を果たしている。今季はスポールストラHCとともに同じ舞台にたどり着いたが、リーグ屈指の手腕を持つ2人の指揮官について語ったコメントを、『AP通信』のティム・レイノルズ記者が紹介している。
クラウダーは“細部へのこだわり”が2人の共通点だと分析する。 「最も突出している点は、どちらも細部にまで注意を払っていること。両方のコーチはチームに細かい部分まで浸透させ、徹底的にそれを推し進めてきた。このレベル(カンファレンス決勝戦)で戦うためにはそれが必須となるからね。この時期は何を達成しようとしているのかを明確に把握しているから、それは非常に大事な部分だよ。要するに、どれだけ細部にまで注意を払っていて、どれだけチームがそれを徹底的に遂行できるかということなんだ」 また、オリニクはスティーブンスHCとスポールストラHCの手腕について、このように持論を述べている。 「(2人には)間違いなく共通点がある。彼らはリーグで最も優秀なコーチの2人で、このリーグで成功する者にはいくつかの共通点があるからね。けど、彼らには相違点もあって、そのユニークさがこの2つのチーム(セルティックスとヒート)を異なるものにする理由だ」 一方のスティーブンスHCは、“敵”として顔を合わせたクラウダーとオリニクに対して称賛の言葉を送っている。 「彼らは闘争心もあるし、人間としても素晴らしい。勝利に影響を与える逸材だ。彼らが再び大きな舞台で活躍していることにまったく驚いていない」 カンファレンス決勝はここまで3試合を終えて、ヒートの2勝1敗。第4戦は9月23日(同24日)に行われる。最終的にシリーズを制するのはどちらのチームか、HCの手腕が鍵を握りそうだ。