「NBA Rakuten」は日本時間9月6日(日)午前7時30分からトロント・ラプターズとボストン・セルティックスによるイースタン・カンファレンス準決勝第4戦を配信する。 ラプターズは第3戦で、OG・アヌノビーが試合残り0.5秒からブザービーターを決めて劇的な勝利を収めた。2連敗と劣勢だったシリーズの流れを変えるきっかけにしたいところだが、そのためにはエースのパスカル・シアカムの復調が必須だ。レギュラーシーズンで平均22.9得点を記録していたシアカムだが、このカンファレンス準決勝の3試合では平均15.3点、FG成功率36.3%、3ポイント成功率18.2%と、セルティックスの守備を前にまったくリズムを掴めていない。 特にジェイレン・ブラウン、マーカス・スマートとのマッチアップ時はフィジカルの優位性を生かせず、FG成功率32.0%(8/25)と苦戦している。シアカムが25得点以上を記録した試合では今季20勝1敗と圧倒的な勝率を誇るため、エースの一刻も早い復活が待ち望まれるが、果たして堅守攻略の糸口を見つけられるか。
一方のセルティックスは今プレイオフ初の敗戦を喫するも、このシリーズはバランス良くオフェンスを展開できており、調子自体は悪くない。第3戦ではエースのジェイソン・テイタムが15得点に終わったが、ケンバ・ウォーカー(29得点)、ジェイレン・ブラウン(19得点)、マーカス・スマート(11得点)らがしっかりサポート。今シリーズに入って以降、4選手共に平均17得点以上をマークしている事実がオフェンスのバランスの良さが物語っている。第5戦もこの流れを保ちたい。 セルティックスがバランスの良さで王手をかけるのか、ラプターズが第3戦をターニングポイントにするのか。注目の一戦を見逃すな。
【午前10時 ナゲッツ vs クリッパーズ 第2戦】 23点差をつけて初戦を白星で飾ったクリッパーズは、カワイ・レナードが絶好調。プレイオフに入って以降、全7試合で29得点以上を記録する抜群の安定感でチームを牽引している。リベンジを図るナゲッツは、2人合計でフィールドゴール29本中11本成功と不調だったニコラ・ヨキッチ&ジャマール・マレーの二枚看板の復調に期待したい。