インディアナ・ペイサーズは8月26日(日本時間27日)にネイト・マクミランHC(ヘッドコーチ)を電撃解任した。その2週間前に契約延長したばかりだったため、“無情”な決断は話題を呼んだが、ケビン・プリチャード球団代表は水面下で新指揮官のリストアップを進めているようだ。 マクミランHCは2016年の就任以降、毎シーズン42勝以上を挙げ、4年間で球団歴代3位の通算183勝(136敗)をマーク。一方で、今季を含めて2年連続でプレイオフ1回戦においてスウィープ負け(4連敗)を喫して涙をのんだ。
「ESPN』のエリック・ウッドワード記者によれば、プリチャード球団代表はマクミランHCの解任について、このように説明したという。 「我々はプレイオフでスウィープされるよりも良いチームになりたい。プレイオフでは勝利を期待していた。もう一度試合をチェックして、そういうけじめをつけた。誰かを非難するのは簡単だけど、全責任は私が負う」 ペイサーズは現在、若手を成長させる能力を重要視しつつ、大学のコーチかNBAでの経験が豊富なベテラン指揮官を候補に検討中。TJ・ウォーレンにアドバイスを送るなどメンター役を務める球団OBのデビッド・ウエストのほか、『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者のレポートでは、契約最終年を迎えているヒューストン・ロケッツのマイク・ダントーニHCもペイサーズのターゲットになる可能性があるという。 「どのようにコーチングスタッフを構築するかが重要」と説いたプリチャード球団代表。2020-21シーズン終了後にフリーエージェントとなるビクター・オラディポにもトレードの噂が挙がっており、カンファレンス準決勝以上を目指すチームをどう作っていくのか手腕が問われることになりそうだ。