ウェスタン・カンファレンス第1シードのロサンゼルス・レイカーズは8月19日(日本時間20日)から、プレイイン・ゲームズを勝ち上がって第8位シードを獲得したポートランド・トレイルブレイザーズとのプレイオフ1回戦に臨む。注目のマッチアップを前に、レイカーズのエースのレブロン・ジェームズがバブル(隔離地域)で行われるポストシーズンへの思いを口にしている。 「僕にとって最もタフな戦いの一つになると思う。ここ(バブル)でプレイするという事情を考えると、個人的には最も厳しいチャンピオンシップランになるだろう」 『ロサンゼルス・タイムズ』のタニア・ガングーリ記者によれば、レブロンは18日(同19日)の会見でこのように語ったという。
フロリダ州オーランドで集中開催されるプレイオフでは、従来のホームコート・アドバンテージがない。通常のシーズンであればシード順位が高いチームのホームゲームが多く設けられるが、その恩恵がないことは第1シードのレイカーズにとっては喜ばしいものではないだろう。 一昨季まで13年間連続でプレイオフ進出を果たし、うち8シーズンでNBAファイナルを戦ったレブロンだが、昨季はプレイオフ進出を逃したことで一部のファンから「Washed King(色褪せた王様)」と呼ばれることもあった。 今季は新型コロナウイルスによるリーグの中断やバブルで行われる再開シーズンと、前例のない厳しい状況にもかかわらず好成績を残し、チームをカンファレンス首位へと導いたレブロンは、ブレイザーズとのプレイオフ1回戦への意気込みも口にしている。 「もしブレイザーズがシーズンを通して健康だったら第8シードではなかったと思う。それが僕の考え方だよ。第1シードと第8シードの対戦という見方ではなく、これはレイカーズ対ブレイザーズなんだ。ガードを下げずに本気で戦うだけだ」 ドラフト同期であるレブロンとカーメロ・アンソニーの対決でもあるだけに、ブレイザーズ戦は見どころの多いシリーズとなりそうだ。