7月26日(日)午前9時から、ロサンゼルス・クリッパーズとワシントン・ウィザーズがスクリメージ(練習試合)を行なう。この一戦では、カワイ・レナードらを擁する堅守のクリッパーズを相手に、ウィザーズの八村塁が“エース”としてどんなプレイを見せるかが焦点となる。 今季、シーズン中断前までエースとしてウィザーズを牽引したブラッドリー・ビール、セカンドスコアラーのダービス・ベルターンスが不在となる再開シーズンでは、チーム3位の平均得点(13.4)を残していた八村がチームの得点源になることが求められる。その最初のテストとなった現地23日に行われたデンバー・ナゲッツとの練習試合初戦で八村は、得意のミドルレンジを中心に、3ポイントシュート、リバウンドからのコースト・トゥ・コーストなど、現時点で備える武器を駆使し、チーム最多となる18得点、9リバウンドを記録した。センターのニコラ・ヨキッチをポイントガードとして起用したナゲッツの高さに苦しむ場面も散見されたが、持ち前の機動力を生かして自らドライブを仕掛けるなど、積極的に攻め込む姿勢を披露。シーズン中は平均2.7本だったフリースロー試投数が、6本に増えたこともその結果のひとつと言えるだろう。
約4か月ぶりの実戦で上々の活躍を見せた八村の次なる相手は、リーグ屈指の堅守を誇るクリッパーズだ。シーズン中断前時点で被フィールドゴール成功率リーグ3位(43.6%)と、相手にタフショットを打たせることに優れたクリッパーズとの試合で結果を残すことができれば、再開シーズンへの自信は確実に深まるだろう。NBA最高峰の2ウェイプレイヤー(攻守両面で優れた選手)であるレナードとポール・ジョージとのマッチアップで、八村がナゲッツ戦同様に自ら積極的にシュートチャンスをクリエイトできるかに注目したい。 ウィザーズは、中断前の昨年12月にクリッパーズと一度対戦している。チームは125対150で大敗するも、八村はその試合で自己最多の30得点と爆発。「ボコボコにされた記憶がある」と本人は振り返るが、個人としての相性は悪くないだけに、八村の更なる成長に期待が懸かる。 26日(日)に予定されている練習試合は以下の通り(時間は日本時間)。なお、これらの試合は楽天IDでログインすれば無料で視聴可能。 レイカーズ vs マジック(午前1:00) バックス vs キングス(午前1:30) ヒート vs ジャズ(午前5:00) ネッツ vs スパーズ(午前5:30) クリッパーズ vs ウィザーズ(午前9:00) ナゲッツ vs ペリカンズ(午前9:30)