リーグ最年長ヘッドコーチのグレッグ・ポポビッチがバブルの安全性を主張「テキサスより安全」

リーグ最年長ヘッドコーチ(71歳)であるサンアントニオ・スパーズのグレッグ・ポポビッチは、自宅があるテキサス州よりも、フロリダ州オーランドのウォルト・ディズニー・ワールド内にあるNBAのバブル(隔離地域)の方が安全だと考えているようだ。 ポポビッチHCが7月11日(日本時間12日)のZOOM会見でNBAのバブルについて語った内容を、『NBA.com』のマイケル・C・ライト記者が以下のように伝えている。

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「71歳の人間が、こういった環境の中で長い期間を過ごすことが可能なのかと考えた。『はたして、それが本当に私の望むことなのか?』とか『そこは安全なのか?』といったことをね。そこで、私はいろいろな人に話を聞いた。アダム(シルバー・コミッショナー)にも話を聞いた。その結果、アダムをはじめとするNBAのスタッフが万全を尽くしていることが、すぐに理解できた。私たちはNBAのための忠実な兵士ではない。だが、現在の社会情勢では、世界中のどこが安全かは誰にも分からない。有識者の見解や、医学的な見地を踏まえた上で、私は『もしバブルが機能するならば、ここは他の場所よりも安全なはずだ』と判断した。(1日に1万人以上の新規感染者が報告されている)テキサス州よりも、ここの方が安全なんだ」 また、「現時点でリーグを再開することは、社会正義や人権問題から世間の注目を逸らすことに繋がる」という指摘に対して、ポポビッチHCは以下のような考えを示したと、ライト記者は伝えている。 「私たちは、勇気があれば変革を起こす機会が生まれるということを知っている。世界で起こっている多くの事柄は、それがどんなトピックであったとしても、いつかは鎮静化する。今は特に人種差別について多く語られているが、これも何世紀にも渡って何度も繰り返し話されてきた事柄だ。だから、リーグ、選手、コーチ、スタッフの誰もが、この問題を第一に考えている。誰もがプレイすることを喜ぶだろうが、それと同時に、プレイすることよって声を上げ続けることができるので、リーグの再開はこれらの事柄への注目を維持するための絶好の機会になるはずだ」 「リーグが伝えたいメッセージは、公平であり、万人にとっての正義だ。選手であろうとコーチであろうと、誰もがその事柄について毎日考えなければならない。それは、私たちが声を上げ続けるべき事柄であり、リーグはそれらの声を世界に届ける手助けをしてくれる。コーチ、選手、リーグの全員が、そうするための準備ができている。私は、彼ら全員を誇りに思っている」 ウェスタン・カンファレンスの12位(27勝36敗)でシーズン再開を迎えるスパーズは、大黒柱のラマーカス・オルドリッジが欠場するため、かなり厳しい戦いを強いられることが予想される。シーディングゲームの8試合で8位のメンフィス・グリズリーズとの4ゲーム差をひっくり返すことは難しいかもしれないが、順位を9位に上げた上で8位と4ゲーム差以内でシーディングゲームを終えれば、8位と9位のチームによるプレイオフ進出決定戦に進むことができる。

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