NBAが7月2日(日本時間3日)、6月24日から29日(日本時間25から30日)までに新型コロナウイルスの感染検査をした344名のNBA選手のうち、新たに9名から陽性反応が出たと発表した。これにより、23日(同24日)から始まった検査を受診した351名のNBA選手の中から合計で25名の感染者が判明したことになる。 また、NBAは、23日(同24日)から29日(同30日)までに検査を受けた884名のチーム・スタッフのうち10名から陽性反応が出たことも併せて発表している。
陽性と判定された選手とスタッフは、医師による許可が下りるまで、公衆健康プロトコルに基づいた自主隔離処置を受けることになる。 新たに9名から陽性反応が出たことについて、『NBC Sports』のダン・フェルドマン記者は、「インターネットの情報によると、アメリカ合衆国の感染者数は累計で全国民の6%にのぼり、現在も全国民の0.8%から陽性反応が出ているそうだ。今回の検査で351名のNBA選手のうち25名(7.1%)から陽性反応が出たが、アメリカの国民全員が検査を受けたわけではないので、合衆国全体とNBAの数字を単純に比較することはできない」と述べている。 NBAと選手会は6月27日(同28日)、7月30日からフロリダ州オーランドでシーズンを再開させることを正式に表明した。参加する22チームは7月7~9日(同8~10日)にオーランド入りし、シーズン再開に向けたキャンプを開始する予定となっている。 アダム・シルバーNBAコミッショナーは、6月30日に配信された『TIME』とのインタビューで、アメリカで再び感染が拡大している状況を受けて、「感染が拡大した場合は再中断も有り得る」とコメントしている。