ロサンゼルス・レイカーズは7月1日(日本時間2日)、フリーエージェントのJR・スミスと正式契約を結んだとロブ・ペリンカGM(ゼネラルマネージャー)が発表した。 レイカーズは今季63試合中44試合で先発を務めたエイブリー・ブラッドリーが家族の事情を優先させるため、7月末にフロリダ州オーランドで再開されるシーズンの不参加を表明。シューティングガードにはケンテイビアス・コルドウェル・ポープ、アレックス・カルーソ、ディオン・ウェイターズがいるが、34歳のスミスが獲得候補に挙がっていた。
スミスは2004年のドラフト1巡目18位指名でNBA入り。これまでニューオーリンズ・ホーネッツ(現ペリカンズ)、デンバー・ナゲッツ、ニューヨーク・ニックス、クリーブランド・キャバリアーズと渡り歩き、長距離砲を武器とするインスタントスコアラーとして存在感を発揮してきた。ニックス時代の2012-13シーズンには平均18.1得点を記録して最優秀シックスマンに輝き、2015-16シーズンには当時キャブズに在籍していたレブロン・ジェームズとともに優勝も経験している。 2018年11月からNBAでプレイしていないスミスは今年2月、レイカーズのワークアウトに参加していたが、チームは最終的にウェイターズと契約していた。 15年のキャリアのうち11シーズンでポストシーズンに進み、計130試合に出場。プレイオフでの3ポイント成功数は歴代9位(288本)、NBAファイナルでも同4位の3ポイントを成功させているスミスの加入は、レイカーズにとって大きな補強となりそうだ。 背番号が「21」になることも併せて発表されているが、これまで問題行動も多かったスミスだけに、レイカーズ公式ツイッターのコメント欄では「レイカーズへようこそ」「さあ、リングを獲りに行こう」と歓迎する声のほかに、「信じられない」「本当に?」と獲得を不安視する意見も上がっていた。