ブルックリン・ネッツのケビン・デュラントが、米メジャーリーグサッカー(MLS)に所属するクラブのオーナーに就任するようだ。MLSのフィラデルフィア・ユニオンは、デュラントがクラブの株式の5%を購入し、オーナーグループの一員になったという声明文を6月15日(日本時間16日)に発表した。 声明文の中で「今までずっとサッカーファンだった」と語ったデュラントは、今回の決断に至った理由について説明している。 「いつかいい形でサッカーに関わりたいと思っていたんだ。フィラデルフィア・ユニオンのオーナーグループには一目会った時から一体感を感じた。そのビジョンやスタッフにもね」 同声明では、デュラントが代理人のリッチ・クレイマンと共同経営する『Thirty Five Ventures』とユニオンは、慈善団体「Kevin Durant Charity Foundation」を通じて、チームの知名度向上とコミュニティへの浸透に共同で取り組んで行くとした。また、同クラブが拠点を置くペンシルバニア州チェスターで、人種差別や社会的不公正、新型コロナウイルスからの回復に取り組むための地域活動を展開することを目指しているという。 MLSは新型コロナウイルスの影響で3月12日(同13日)からシーズンを中断しているが、フロリダ州オーランドにある「ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート」にて、来月からワールドカップ形式のトーナメントでシーズンを再開させる予定。NBAもまた、「ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート」で7月末からシーズンを再開させる予定となっている。 デュラントは、ディアンジェロ・ラッセル(現ミネソタ・ティンバーウルブズ)などを絡めたトレードで、昨夏、ゴールデンステイト・ウォリアーズからネッツに加入。昨季のファイナル第5戦でアキレス腱を断裂し、今季はここまでの全試合を欠場。シーズン中断期間を経て、一部では復帰の噂が上がっていたが、先日、本人が今季中の復帰を完全否定していた。