フロリダ州オーランドで再開されるNBAシーズンに参加できないことが決まったニューヨーク・ニックスの2019-20シーズンは終了した。 フロントオフィスを一新し、新しいヘッドコーチを迎え入れて来シーズンからの再出発を計画中と噂されるニックスの今オフの補強案について、『SNY』のイアン・バグリー記者は「フリーエージェントでストレッチ4(外角シュートの上手いビッグマン)を狙うだろう」と報じている。記事では獲得候補として、ダニーロ・ガリナーリ(オクラホマシティ・サンダー)、ダービス・ベルターンス(ワシントン・ウィザーズ)、クリスチャン・ウッド(デトロイト・ピストンズ)、カーメロ・アンソニー(ポートランド・トレイルブレイザーズ)、アンソニー・デイビス(ロサンゼルス・レイカーズ)らの名前が挙げられている。 今シーズン、サンダーで1試合平均19.2得点、5.5リバウンド、2.1アシストを記録しているガリナーリにとって、ニックスはNBAキャリアをスタートさせたチームだ。 八村塁のチームメイトであるベルターンスは、今シーズンはキャリア最高の活躍をしており、ウィザーズも再契約を望んでいる。そのため、ニックスがベルターンスを獲得するには、市場価値以上の金額を提示する必要があるだろう。 バグリー記者によると、ニックスは以前からウッドとデイビスの獲得に興味を持っていると噂されている一方で、アンソニーにも同じぐらいの興味を持っているという。ニックスは、昨年のオフにもアンソニーとの契約を考えていたが、当時はケビン・デュラントとカイリー・アービングの獲得を優先していたため、実現には至らなかった。仮にニックスがかつてのフランチャイズプレイヤーであるアンソニーを呼び戻せば、話題になることは間違いないだろう。 フリーエージェント交渉解禁日は公になっていないものの、現地メディアの報道によれば、再開シーズン終了後の10月18日(日本時間19日)になると言われている。