ミネソタ州で黒人男性が白人警察官の暴行を受けて死亡した事件を受け、アメリカ各地で抗議のデモが開かれている。また、このデモに乗じて略奪などを行う暴徒が出現するなど、全米社会に大きな影響を及ぼしている。 そんななか、現在シャーロット・ホーネッツの筆頭オーナーであるNBAレジェンドのマイケル・ジョーダンが「深く悲しみ、本当の痛みと憤りを感じている」と、この事件に関して声明を発表した。 「私は、この国に染み付いた有色人種に対する、人種差別や暴力に立ち上がる人たちを支持します。我々はうんざりするほど経験してきました」 「この問題に対する答えを私は持っていません。しかし、我々の声には力があり、他人には分断できません。私たちはお互いの意見に耳を傾け、思いやりと共感を示し、無意味な残虐行為から決して目を背けてはいけません」 「私たちは不当な行為に対して、平和的な表現を続け、説明責任を求めていく必要があります。私たちの声で、リーダーたちに法律を変えるよう促し、または、選挙を通して新しいシステムを作らなければいけない。全員でこの問題を解決していく必要があり、すべての人にとって公平性が保たれるよう、一丸となって努力していかなければいけません」 今回のような悲劇を防ぐため、社会の変革が必要だとジョーダンは声明を通して強く主張した。