マブズのキューバン・オーナー、プレイオフ残り2枠を巡るトーナメント導入を提案

ダラス・マーベリックスのマーク・キューバン・オーナーは、再開が検討されている残りのシーズンにおいて新たなフォーマットの導入を提案している。『ESPN』が報じた。 NBAは3月11日(日本時間12日)、ルディ・ゴベア(ユタ・ジャズ)の新型コロナウイルス感染が発覚したため、シーズン中断を決断。すでに公式戦が2カ月以上行われていないなか、フロリダ州オーランドの大型複合施設ウォルト・ディズニー・ワールドに全チームを集め、7月末から再開させることを検討していることが明らかになった。 レギュラーシーズンの残り試合はキャンセルしてプレイオフから再開する案や、リーグ全体の上位16チームがトーナメントに出場する新フォーマットの導入などが噂されてきたが、キューバン・オーナーが提示したのはプレイオフ残り2枠を決めるトーナメントの前に、レギュラーシーズン5~7試合を行なうプランだ。 キューバン・オーナーはテレビ放映権収入が得られない場合の経済的影響を踏まえると、ウォルト・ディズニー・ワールドで再開が検討されている残りのシーズンへの出場はマストだと考えている。 キューバン・オーナーの提案では、各カンファレンスの上位10チームがポストシーズンの資格を得て、成績に基づくシード順によって組み合わせを決定。「17位対20位」「18位対19位」が一発勝負ないしは3戦先勝制で対戦し、勝者が15位、16位との最終スポットを巡る戦いに挑むという。 このフォーマットの場合、ミネソタ・ティンバーウルブズ(19勝45敗)とゴールデンステイト・ウォリアーズ(15勝50敗)を除き、すべてのチームがポストシーズンに参加できる可能性がある。イースト下位のアトランタ・ホークス(20勝47敗)とクリーブランド・キャバリアーズ(19勝46敗)も、10位シャーロット・ホーネッツ(23勝42敗)と4ゲーム差のため、“逆転滑り込み”のチャンスを残すというわけだ。キューバン・オーナーも「これは公平かつ面白い」と話している。 一方、ワールドカップなどで採用されている“グループステージ方式”の導入案については、「これまでのシーズンの価値を捨てることになる」のが懸念材料だとしている。果たして、最終的にNBAはどのような決断を下すことになるのだろうか。

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