NBA、リーグ機構の年俸トップ100人を対象に20%の給与カットへ

新型コロナウイルスの影響により、シーズンが中断しているNBAだが、リーグ機構の高給スタッフについて給与を削減する模様だ。コミッショナーのアダム・シルバーを筆頭に年俸上位の約100人が対象で20%の減給になると、『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者が報じている。 この100人は世界中のNBAオフィスに勤務する人たちから選ばれることになるが、コミッショナーをはじめとした多くはニューヨークにあるリーグ本部の重役、スタッフになると見られている。 NBAのスポークスマンであるマイク・バスは、次のように語っている。「この前代未聞の状況において他の全ての業界と同じく、私たちのビジネスと組織への経済的な厳しい影響に対処するため、短期的な対策を実施する必要はあります」 また、今回の給与カットはあくまで一部の高額サラリーを得ている人たちが対象で、大半の事務職員に影響はないとESPNは伝えている。リーグ中断によって予想される経済的損失対策として、先日NBAは融資限度額を従来の6億5000万ドル(約700億円)から、12億ドル(約1,300億円)へと大幅に引き上げることを発表した。 4月以降の選手への給与支払いについて不透明な状況にあると報じられてもいるなか、今回の対応はリーグ機構も痛みを共有する意思を示すものとなっている。

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