新型コロナウイルスの影響で1月下旬よりシーズンを中断している中国バスケットボールリーグCBAが、その中断期間をさらに延長すると、3月24日(日本時間25日)、『ESPN』のブライアン・ウィンドホースト記者が報じた。 同氏は、CBAはもともと4月15日からリーグの再開を希望していたが、中国政府の承認を得ることができなかったため、再開時期を5月に改めたと伝えている。 また情報筋によると、今回中国当局が下した決断には、東京五輪の延期、そしてシーズン再中断となった韓国リーグと日本のBリーグの状況が少なからず影響しているとした。 リーグ再開に関する公式声明はまだCBAから発表されておらず、再開に向けてすでに中国に呼び戻されていたジェレミー・リン、ランス・スティーブンソンといった元NBA選手を含む20人以上のアメリカ人選手の処遇は、宙に浮いたままとなっている。 『ESPN』のジョナサン・ギボニー記者は、通常のシーズンであれば3月に終わるところを、現状8月まで中国に残らなくてはいけなくなる可能性があること、またその期間延長分の給料が支払われないことに、数人のアメリカ人選手が不安と不満を抱いていると伝えた。