ニューヨーク凱旋を控えるカーメロ・アンソニー「願わくは、7番をどこかに掲げて欲しい」

ポートランド・トレイルブレイザーズのカーメロ・アンソニーは、現地1月1日にかつてプレイした古巣ニューヨーク・ニックスとの一戦を迎える。2017年の退団以降、2度目の聖地マディソンスクエア・ガーデン凱旋となるが、ニックスでの将来的な永久欠番の可能性を問われた35歳のベテランは、「願わくは、7番をどこかに掲げて欲しい」と思いを口にしている。 2003年ドラフト1巡目3位でデンバー・ナゲッツ入りしたカーメロは、瞬く間にリーグ屈指のスコアラーへ成長。そして、2010-11シーズン途中に故郷ニューヨークに拠点を置くニックスへと移籍した。「I'm Coming Home」(ただいま)という言葉は多くのニューヨーカーたちの心に響き、カーメロもチームのために全力を尽くしたが、最高成績はカンファレンス準決勝進出。壁を超えられない状況に、カーメロのディフェンスに批判の矛先が向けられることもあった。 その後、カーメロは2017年にオクラホマシティ・サンダーへ移籍。昨季はシーズン途中にヒューストン・ロケッツに放出されると、トレード先のシカゴ・ブルズから解雇される憂き目に遭い、9カ月以上も無所属の期間が続いた。 今年11月19日にブレイザーズと契約すると、デイミアン・リラード、CJ・マッカラムに次ぐ3番目の攻撃オプションとして復活。ここまで19試合に出場して、平均15.7得点、6.2リバウンド、1.2アシストを挙げている。元日には、ニックス退団後2度目となるニューヨーク凱旋を果たすが、『ニューヨーク・ポスト』によれば、ニックスの選手たちも対戦を楽しみにしているという。 同じニューヨーク出身で1歳年下のタージ・ギブソンは「彼はスタンディングオベーションを受けるべきだと思う」と切り出し、「彼は街のために多くのことをやってきた。(故郷に)戻ってきて、チームのために上手くやった。偉大なオールラウンダー、偉大な人間、そして偉大な男だよ」と称賛。マーカス・モリスも「大学時代は彼のビデオをよく見ていた。彼のようになりたかったんだ。彼はコート内外でとてもクールな男。僕は彼との対戦を楽しんでいる。彼がリーグに戻ってきてくれて嬉しいよ」と語っている。 一方、『ニューヨーク・デイリーニュース』はニックスの73年の歴史の中で永久欠番が8人(ウォルト・フレイジャー:10番、ディック・バーネット:12番、アール・モンロー:15番、ディック・マグワイア:15番、ウィリス・リード:19番、デイブ・ディバッシャー:22番、ビル・ブラッドリー:24番、パトリック・ユーイング:33番)だけだと触れたうえで、永久欠番に関するカーメロのコメントを紹介している。 「それ(永久欠番)について考えるかって? 誰でもその機会があれば、そうしたいと思うだろう。その時が来たら分かるよ。願わくは、『7番』をどこかに掲げて欲しいね」 カーメロがマディソンスクエア・ガーデンのコートに立った時、ファンはどのような反応で迎えるのか。カーメロは故郷凱旋でどのようなパフォーマンスを見せるのか。大きな注目が集まる一戦となりそうだ。

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