『AP通信(以下、AP)』 は現地29日、2010年代の最優秀アスリートを発表した。男性部門からはロサンゼルス・レイカーズのレブロン・ジェームズ、女性部門からはテニスのセリーナ・ウィリアムズがそれぞれ選出されている。 2010年代に8年連続ファイナル出場、そして3度の優勝という濃い10年を過ごしたレブロンが、プロゴルファーのタイガー・ウッズ、元プロゴルファーのアーノルド・パーマー、そして元アイスホッケー選手のウェイン・グレツキーといった名だたるアスリートの仲間入りを果たすこととなった。2003年、地元であるオハイオ州に本拠地を置くクリーブランド・キャバリアーズでNBAキャリアをスタートしたレブロンは、2010年に移籍したマイアミ・ヒートで2連覇を果たし後、古巣キャバリアーズに戻り、自身3度目のチャンピオンに輝いている。 憧れのマイケル・ジョーダン(元シカゴ・ブルズほか)が保持していた歴代4位のキャリア通算得点記録を抜いたレブロンが、歴代3位であるコービー・ブライアント(元ロサンゼルス・レイカーズ)の記録を塗り替えるのは時間の問題であり、カール・マローン(歴代2位/元ユタ・ジャズほか)やカリーム・アブドゥル・ジャバー(歴代1位/元ロサンゼルス・レイカーズほか)の記録を超え、歴代トップとなることも期待されている。 APによると、レブロンはNFLで長期にわたり活躍するトム・ブレイディ(ニューイングランド・ペイトリオッツ)、 2012年と2016年のオリンピックで陸上短距離走を制したウサイン・ボルト、サッカーのスーパースターであるリオネル・メッシ、オリンピックで28個の金メダルを獲得した水泳のマイケル・フェルプスらを大差で抑えての選出だったという。 10年にわたりNBAの最前線で活躍し続け、数々の偉業を成し遂げたレブロンは、世界的に最も有名なアスリートの1人であり、この時代に最も活躍した選手といえるだろう。