ペリカンズのザイオン・ウィリアムソン、豪快ダンクで回復アピール

今年のドラフト1巡目1位指名でNBA入りしたニューオーリンズ・ペリカンズのザイオン・ウィリアムソンは、開幕前に右膝半月板損傷で手術を受け、ルーキーイヤーはここまでまだ1試合も出場できていない。しかし、現地12月28日のインディアナ・ペイサーズ戦前の“プレイ”が話題となっている。 高校時代に強烈なダンクを連発して注目を浴び、デューク大で平均22.6得点、8.9リバウンドの成績を残すなど、“レブロン・ジェームズの再来”と騒がれたザイオン。しかし、サマーリーグ初戦で膝を痛めると、プレシーズン4試合で平均23.3得点、6.5リバウンド、2.3アシスト、シュート成功率71.4%と活躍して期待が膨らんだなかで右膝半月板損傷により、再び離脱を余儀なくされた。 復帰まで6~8週間と発表されていたが、手術からおよそ2カ月が経過。現地12月17日にはジャンプなしでのシュート練習を開始したが、5対5はもちろん、3対3もまだ行っておらず、球団首脳陣も将来のフランチャイズプレイヤーに対して慎重な姿勢を貫いてきた。 しかし、28日のペイサーズ戦前のウォーミングアップでザイオンは、トップの位置からドライブでゴール下に切れ込み、左足で踏み切ってダンクに成功。負傷した右足でのジャンプではないとはいえ、軽快に宙を舞う姿がペリカンズの公式ツイッターでもアップされた。 『USAトゥデイ』は「ザイオン・ウィリアムソンがついにダンク」と見出しを打ってレポート。「ザイオン・ウィリアムソンがバスケットボールで注目すべきことをしたのを見るのは久々だ。ただのダンクではなく、強烈なワンハンドダンクを叩き込んだ。ペリカンズは復帰のタイムテーブルを設けていないが、上手くいけばウィリアムソンは実際にコートに立てるかもしれない。このダンクが何かの兆候であれば、彼も気分がいいだろう」と展望している。また、『スカイ・スポーツ』も「誰もが彼を待っている。NBAデビューの瞬間が近づいているようだ」と期待を寄せている。 怪我の再発が懸念されるところだが、期待の大型新人のプレイを今季中に見られるとすれば、それは何よりの吉報だろう。

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