現地16日、ポートランド・トレイルブレイザーズが敵地に乗り込んでフェニックス・サンズと対戦した。終盤までもつれる激闘は、2点差で追う残り26秒、デイミアン・リラードがゴール下へのドライブでバスケットカウントを獲得。フリースローも決める3点プレイで勝ち越したブレイザーズが、111-110で競り勝った。ブレイザーズは11勝16敗、サンズは11勝15敗となっている。 試合は第3クォーター終了時に90-88でブレイザーズの2点リードという接戦。第4クォーター以降も均衡状態が続く中、サンズは2点を追う残り32秒で、ケリー・ウーブレイJr.がファウルを受けながら3ポイントシュートを成功。フリースローも沈めるビッグプレイによって土壇場で勝ち越す。だが、ブレイザーズは直後にリラードが冒頭で触れたアタックでリードを奪い返すと、サンズのラストオフェンスも防いで勝ち切った。 リラードは、リッキー・ルビオを抜き去りヘルプに来たアーロン・ベインズのファウルを受けながらねじ込んだ決勝ドライブを、次のように振り返る。 「コーチから、スイッチしてビッグマンとのマッチアップにしたいか聞かれたので、『その必要はない』と伝えた。トップの位置で1対1をしかければ、マークする選手を抜けることは分かっていた。そして、ヘルプに来る他の選手の位置を見ていたんだ。ベインズはシュートブロックではなく、俺のオフェンスファウルを狙っている様子だった。彼は左サイドからゴール下に来るので、右サイドから仕掛けた。それによって彼は、一歩余計に動く必要があるからね。アタックした時、彼の動きからファウルをもらったことは分かっていた」 リラードはこのラストショットを含む27得点、5アシストを記録。他にブレイザーズではC.J.・マッカラムが30得点、7リバウンド、6アシスト。カーメロ・アンソニーが2試合連続20点オーバーとなる23得点に加え、8リバウンド、3ブロック、2スティールと守備でも奮闘した。