NBAは、アメリカを代表するスポーツベッティング運営会社であるウィリアムヒルと新しいパートナーシップ契約を締結した。これにより、同社はアメリカ国内におけるプラウドパートナーかつ、公認スポーツベッティングオペレーターとなる。 今回の同意でウィリアムヒルは、アメリカ内における自社のモバイルプラットフォームやスポーツベッティングサービスにおいて公式のNBAデータとロゴを使用できる。さらにNBA .com、NBAの公式アプリやソーシャルメディアといったデジタル媒体で同社のプロモーションを実施できる。 NBAのファンタージ&ゲーム部門の上級副社長であるスコット・カウフマンロスは「ウィリアムヒルは、世界的に知名度のあるブランドで、アメリカ市場においても早くからスポーツベッティングのスタンダードになっている。このパートナーシップによって、アメリカ国内における彼らとのビジネスを成長させ、ファンに世界一龍の体験を提供できることを楽しみにしている」と語る。 これまでアメリカでは長らくスポーツを対象とした賭博は、カジノで有名なラスベガスのあるネバダ州、デラウェア州、モンタナ州、オレゴン州以外では禁止されていた。それが昨年5月、最高裁が全米各州で認める判決で下したことで状況が大きく変わっている。 この決定を受け、イギリスで誕生し85年の歴史を誇る老舗ブックメーカーのウィリアムヒル社もアメリカ国内においてもシェアを拡大中。現在は10州で事業を展開し、アメリカ国内におけるベッティング全体の4分の1が同社のサービスを利用してのものと見られている。