ナゲッツの新加入選手たちが伝統のトレーニングを体験

レッドロック・アンフィシアターを初めて訪れたデンバー・ナゲッツの新人のボル・ボルは、会場を見上げて愕然とした。彼はチームメイトのモンテ・モリスの方に振り返り、「この上まで登るんですか?」と聞いた。すると、モリスはニヤリと笑いながら「楽勝だろ」と即答した。 レッドロック・アンフィシアターは、年間100万人以上が訪れるデンバーの観光名所だ。しかし、この高度1900メートルにある屋外コンサート・ホールは、ナゲッツにとっては別の意味を持つ場所だ。このコンサート・ホールで、ナゲッツの選手たちは、NBAシーズン中に対処しなければならない『高地の気圧』に慣れるためのハードなワークアウトをするのだ。 現地9月20日に行われたトレーニング・セッションには、ボル、ブラッコ・チャンチャー、タイラー・クック、タイラー・ゼラーらナゲッツの新加入選手たちに加え、モリス、ギャリー・ハリス、ウィル・バートンらベテラン選手たちも参加した。多くの観光客が見守るなか、彼らはコンサート・ホールの東側にある145段の階段(高さ90m)を4往復し、別の通路に移動して跳躍力や短距離のトレーニングを行った。 トレーニング後、チャンチャーは「ベテラン選手たちが『お前たちは2度とここに戻ってこないだろう』と言ったんだ。その言葉で場の雰囲気が和らいだから、全てがスムーズに進んだよ」という練習秘話を明かしている。 しかし、階段を1段ずつ登るというトレーニングは、背が高いNBA選手たちにとっては見た目よりも大変なようだ。 ボルは階段の上り下りについて「俺たちは背が高いから、階段を1段ずつ登るのが大変なんだ。このトレーニングはいつもと違う感じがした。直接バスケットボールに関係しないトレーニングだけれど、この練習で培ったコンディショニングや耐久性は、きっとコート上で活かされるはずだ」と語った。 2012年にNBAデビューし、7年間プロでプレーしているゼラーにとっても、このトレーニングは初めての経験だった。 ゼラーは、このトレーニングについて「今までのトレーニングとは別物だった。間違いなくトップクラスに入るハードな練習だった」とコメントしている。 長年ナゲッツでプレーしているハリスは、シーズンを迎える前にこのトレーニングをすることの意味について、以下のようにコメントしている。 「俺たちは日々ハードな試合をする。シーズン中は山あり谷ありだ。そして、俺たちはかなり疲弊する。特に、こういった高地でプレーする時にはね。このトレーニングによって、俺たちは新たなシーズンに備えることができるんだ」 また、ネゲッツのヘッド・ストレングス&コンディショニング・コーチのフェリペ・エイヘンバーガー氏は、オフシーズンのトレーニングの一環として高地トレーニングをする意味について以下のように語っている。 「これは心肺機能を刺激するトレーニングだ。たとえバスケットボールに特化したトレーニングでなくとも、高地でやるトレーニングでは適応能力が養われる。デンバーよりも高度が高い場所でトレーニングすることによって、彼らの心肺機能や身体のシステムが高地に適応する。だから、このトレーニングはとても有益なんだ。だから、我々はここでトレーニングをするんだ」 全てのワークアウトを終え、ナゲッツの選手たちがアンフィシアターの頂上に集まった時、ハリスは新加入の選手たちを讃えて以下のようにコメントした。 「ルーキーたちは非常によく頑張った。彼らは真面目に練習に取り組んだ。今日、彼らはやり遂げたんだ」 そして、ハリスは最後にこう付け加えた。 「最初にここでトレーニングした時もハードだったけれど、今でもハードだよ」

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