オクラホマシティ・サンダーが、ヒューストン・ロケッツのケビン・ポーターJr.をトレードで獲得するようだ。『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者が報じている。サンダーはポーターJr.を獲得後、ウェイブする見込みだという。 このトレードでサンダーは、ロケッツからポーターJr.と2つのドラフト2巡目指名権を獲得するという。一方のロケッツは、ビクター・オラディポとジェレマイア・ロビンソン・アールを獲得。なお、ロケッツが差し出すドラフト指名権は、2027年にミネソタ・ティンバーウルブズ、2028年にミルウォーキー・バックスが持つものだという。 今回のトレードで、サンダーはドラフト指名権を獲得するとともに、ポーターJr.の4年契約のうち保証されている1690万ドルを支払う必要がある。もともとポーターJr.は昨年夏に8250万ドルの契約を結んだが、コート外でのトラブルが目立っていたことから保証されていたのは一部だった。ロケッツは550万ドルの節約につながった。 ポーターJr.は今年9月に、ニューヨークのホテルで元WNBA選手のガールフレンドを暴行した容疑で逮捕されていた。検察は当初、ポーターJr.がガールフレンドの首の椎骨を骨折させ、右目の上を負傷させたとしていたが、その後首を骨折させていなかったと判断し、暴行容疑の1つを取り下げている。なお、ポーターJr.は第2級の絞殺と第3級の暴行の罪に問われているが、無罪を主張している。 サンダーは今後7年間で、1巡目指名権を15個、2巡目指名権を22個所有することとなった。