開幕直前! NBA17-18シーズンの強烈ダンクTOP100ランキング動画集

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歴代のスラムダンカー

バスケットボールのプレイの中で最も華やかで、最もチームに勢いをもたらし、最も観客を沸かせるプレイであるダンクシュート。 史上最高のスラムダンカーは誰かと問うと、必ず名前が挙がるマイケル・ジョーダン、ドミニク・ウィルキンス、ジュリアス・アービング、ビンス・カーター。 そして、近年ダンクコンテストでアーロン・ゴードンと共に史上最高のダンクコンテストを繰り広げたザック・ラビーンなどが挙げられる。彼らは自分自身のプレイがチームにどういった影響を与えるかを理解し、常にダンクを意識するプレイスタイルはファンの心をも強く引き付ける。そして、常に進化を遂げるリーグでは、歴代の選手にも引けを取らない多くのスラムダンカーが存在する。 そんな彼らのエキサイティングなダンクをご覧いただきたい。

2017-18シーズンTOP100ダンク総括!

昨シーズンNBAをご覧になっていた方には馴染み深いプレイが並んだのではないだろうか。また、これからNBAを見る予定だという方も、まずは昨季のTOP100ダンクを見ていただければNBAの魅力が十分に伝わるはず。 選出者を見てみると、やはり過去にダンクコンテストへ出場した選手が多いことが分かる。 昨年のサプライズルーキーであり、ダンクコンテスト優勝者となったドノバン・ミッチェル、高い打点からのトマホークダンクが特徴的なラリー・ナンスJr.、そして昨シーズン中に最も成長した選手としてMIPにも選出されたビクター・オラディポなどだ。 また、所属チームは変われど、変わらぬダンクを披露してくれるブレイク・グリフィンやドワイト・ハワード等のベテラン勢の活躍も目立つ。 現役選手でトップのジャンプ力を持ち、歴代のスラムダンカーに肩を並べるザック・ラビーンは、17年2月に左膝の前十字靭帯断裂という重傷を追ってしまったが、復帰後に跳躍力を活かしたダンクを披露してくれているのは非常に嬉しいニュースである。 多くの名ダンクが生まれた2017-18シーズンであるが、近年はダンクに導くシステマチックなプレイを取り入れるチームが増えている。かつては"ロブシティ"と呼ばれたクリッパーズ、クリス・ポールからブレイク・グリフィン、ディアンドレ・ジョーダンへのコンビネーションパスを多用したピック&ロールからのアリウープは言わばそのお手本でもあるが、近年ではスローイン時に複数スクリーンを活用し、直接アリウープを狙うパターンや、バックボードを活用したパス等も目立っている。 また、近年の選手の特徴として、利き手に関わらずリングへ力強く叩きつけるダンクのハイライトが目につくことから、カットイン時の攻撃のバリエーションが増えていることも確かだ。 速攻でのワンマンショー、強引なペネトレイションからのフィニッシュ、そして優秀なポイントガードからの華麗なアリウープと2017-18同様に見ていてスカッとする多くのダンクを今季も見られるかと思うとシーズン開幕が楽しみでならない。

ピックアップ選手 No.1 レブロン・ジェームズ

バスケットボールファンの中でで、もはやこの名を知らない方はいないだろう。 1996年組と並び、歴代No.1のドラフト世代と呼ばれる2003年組に1位指名でクリーブランド・キャバリアーズへ入団したレブロン・ジェームズ。 ルーキーオブザイヤーから始まり、4度のMVP、14回のオールスター出場。そして、3度に渡りNBAチャンピオンに輝くなど、長年リーグNo.1プレーヤーとして君臨し続ける絶対的な存在だ。今年は33歳を迎える大ベテランだが、その身体能力は衰えることを知らず、実は2017-18シーズンTOP100ダンクにレブロンのダンクは8つもノミネートされており、この選手を抜きにしてまだまだダンクは語れない状況である。 これまで輝かしい功績を残してきたレブロンだが、実は一度もダンクコンテストには出場していない。本人曰く、リーグ入団時にはいつか必ずダンクコンテストへ出場したいという思いを持っており、2006年のオールスターではダンクコンテストへの参加を本気で考えたと言う。 但し、実現されることはなく、その理由について本人も深くは言及していない。マイアミ・ヒートへ在籍していた2012年には、ケガのリスクを押してまでダンクコンテストへ出場する意志がないことを語り、その時点でレブロンが自身のキャリアにおいてダンクコンテストへは出場しないということが公言された。 ファンとしては非常に悲しい知らせであったが、同時にそれは自身にとって一番大切なことは優勝リングを手にすることだということの明確な表れでもあると捉えられる。 今季はロサンゼルス・レイカーズへ移籍、長年低迷しているチームを王朝復活へと導く存在となるだろう。咋シーズン同様、チームを勢いづける豪快なダンクを見せてくれるに違いない。

ピックアップ選手 No.2 ヤニス・アデトクンボ

ルーキー時代は名前が長すぎる、発音がしにくいなど、TV番組などでも何かといじられていたアデトクンボは今やオールスターの常連選手で、手足の長い規格外の体を自由に使い、ポイントガードからセンターまでこなせる器用さの持ち主。 今オフには有名なテレビゲームのNBA2K19の表紙を飾るにまで成長した。ドラフト時は204cmだった身長も半年後には現在の211cmまで成長し、221cmという長いウィングスパンも大きな武器になっている。 体重も89kgから100kgまで増やし、線が細かった体も今ではセンターとマッチアップできるほどまでに見違えた。豪快なダンクが持ち味なアデトクンボだが、実はマイケル・ジョーダンやコービー・ブライアントに匹敵するほどの努力家で、昨季は3ポイント確率も3割台に乗せ、重要な場面でアウトサイドのジャンパーを決める場面も目立った。 そんなアデトクンボが2017-18シーズンTOP100ダンクで見事1位に輝くダンクを披露している。それが人越えダンクだ。 ハイライトで彼の目線を追うとボールしか追いかけていないようにも見えるので、意図的に人越えダンクを成し遂げたようには見えないが、結果的に198cmのティム・ハーダウェイJr.を飛び越えてしまっており、会場にもざわめきが起きているのが分かる。 その姿が自由の女神のシルエットに似ていることから、このダンクは現地で「Statue of Liberty Dunk」とも呼ばれている。 ダンクコンテストではたまに見られる演出だが、通常の試合で人越えダンクをお目にかかることは滅多にない。比較されるダンクとしては、2000年の五輪でビンス・カーターが219cmのフレデリック・ワイスを飛び越えた有名なダンク。 もしくは、2011-12シーズン中にレブロン・ジェームズが180cmのジョン・ルーカス3世を飛び越えて決めたアリウープの2例くらいしか挙げられない。 最高到達点は371cmのアデトクンボ。規格外の体を持つグリーク・ フリークは間違いなく今シーズンも人々の想像を超えるプレイを披露してくれるだろう。 今回の2017-18シーズンTOP100ダンクで見事ワンツーフィニッシュを遂げたヤニス・アデトクンボとレブロン・ジェームズ。 2019年開催のオールスターでも再びドラフトルールが採用されるようであれば、東西カンファレンスのキャプテンとなる可能性が非常に高い2人。 そんな彼らの華麗なダンク、そしてチームをどこまで導くのか、目の離せないシーズンが間もなく開幕される。

NBAライター ゆーきり 幼少期の10年間をアメリカで過ごす。初めて行ったNBA観戦で間近で見る選手に強い衝撃を受けNBAにどっぷりのめり込み、自身もバスケットボールを始める。ファン歴は20年を超え、これまでの自身の知識を発信しNBAファンを増やしたいという想いから、ブログ「NBA journal」を開設。現地の情報をもとに、わかりやすくもマニアックな内容を届けることを意識し、日々奮闘している。

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