NBA2018-19シーズン開幕特集【注目トピック TOP8】

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2018-19シーズン注目トピック TOP8

ついに日本時間10月17日(水)NBA2018-19シーズン開幕!記念すべき初戦は、怪我から復帰した魔術師カイリー・アービング率いるボストン・セルティックス VS 昨シーズン新人王受賞を誇るベンシモンズ率いるフィラデルフィア・セブンティシクサーズ。開幕戦にふさわしい豪華対戦カードである。開幕直前、「今シーズンここは抑えときたい!注目トピックTOP8!

① オフに相次いだ有名選手の移籍

今オフ、沢山の大物選手がチームを移籍した。その中には、長年『チームの顔』を務めていた選手も多い。今オフに移籍した大物選手のリストは以下の通り。 ・レブロン・ジェームズ(キャバリアーズ→レイカーズ):4度のMVP受賞歴を誇るジェームズが、初めてウェスタン・カンファレンスのチームでプレーする。 ・カワイ・レナード(スパーズ→ラプターズ):最優秀守備選手賞を今までに2度受賞しているレナードは、2016-17シーズンのMVP投票で3位にランクインしていた。 ・デマー・デローザン(ラプターズ→スパーズ):プロ入りから9シーズンをラプターズでプレーしたデローザンは、同チームの最多得点記録保持者だ。 ・デマーカス・カズンズ(ペリカンズ→ウォリアーズ):カズンズは4年連続でオールスターに選出されている。 ・カーメロ・アンソニー(サンダー→ホークス→ロケッツ):アンソニーは通算得点ランキングでNBA歴代19位にランクしている。 ・ドワイト・ハワード(ホーネッツ→ネッツ→ウィザーズ):ハワードは通算リバウンド数と通算ブロックショット数でNBA歴代20位にランクしている。 ・ディアンドレ・ジョーダン(クリッパーズ→マーベリックス):レギュラーシーズンとプレーオフのフィールドゴール成功率でNBA1位。 ・アイザイア・トーマス(レイカーズ→ナゲッツ):2016-17シーズンのMVP投票第5位。 ・トニー・パーカー(スパーズ→ホーネッツ):スパーズに所属した17シーズン全てでプレーオフ進出。 ・デニス・シュルーダー(ホークス→サンダー):昨シーズン1試合平均19.4得点を記録。 ・ジャバリ・パーカー(バックス→ブルズ):シカゴ出身。2014年のNBAドラフト2位。2016-17シーズンに1試合平均20.1得点を記録。 ・タイリーク・エバンス(グリズリーズ→ペイサーズ):2010年の新人王。昨シーズン、1試合平均19.4得点5.2アシスト5.1リバウンドを記録。 ・ジュリアス・ランドル(レイカーズ→ペリカンズ):昨シーズン、1試合平均16.1得点8リバウンドという素晴らしい成績を残した23歳のフォワード。 ・ブルック・ロペス(レイカーズ→バックス):NBAオールスターゲームにも出場したビッグマンは、スリーポイントシュートを打てるセンターへと成長した。

② 怪我から復帰する選手達

今シーズン、数名のスター選手が大きな怪我から復帰してくる。 ・大きな怪我を負ったボストン・セルティックスのゴードン・ヘイワード(足首の怪我)とカイリー・アービング(膝の怪我)は、プレーオフにおけるチームの快進撃を支えることができなかった。しかし、彼らは今シーズンの開幕からチームのラインナップに戻ってこれそうだ。昨オフにセルティックスに移籍してきたヘイワードは、新たなチームで迎える昨シーズンの開幕戦の試合開始6分に大きな怪我を負い、シーズンを丸々棒に振っている。 ・昨シーズン、僅か9試合の出場に終わったカワイ・レナード(ラプターズ)と、12試合の出場に終わったマイク・コンリー(グリズリーズ)も、開幕から出場できる見込みだ。 ・2018年のNBAオールスターに選出されたデマーカス・カズンズ(ウォリアーズ)とクリスタプス・ポルジンギス(ニックス)も、今シーズン中に復帰できる可能性がある。おそらくカズンズの方が先に復帰を果たすだろう。 ・昨シーズンを全休もしくは長期欠場した選手の中で、今シーズン中に復帰が見込まれる選手は以下の通り:パトリック・ビバリー(クリッパーズ)、セス・カリー(ブレイザーズ)、ジェレミー・リン(ホークス)、アンドレ・ロバーソン(サンダー)、ディオン・ウェイターズ(ヒート)

③ ドラフトで上位指名されたビッグマン達

昨今のNBAではスモールボールが主流になっているが、今年のドラフトではビッグマンが人気だった。2018年のNBAドラフト上位7名中5名はパワーフォワードかセンターの選手で、彼らは全員身長208cm以上だった。 ・ディアンドレ・エイトン(サンズ/ドラフト1位):サンズは、球団史上で初めてドラフト1位指名権を獲得した。 ・マービン・バグリー3世(キングス/ドラフト2位):彼の母方の祖父にあたるジョー・コールドウェルも1964年にドラフト2位指名を受けている。 ・ジャレン・ジャクソンJr.(グリズリーズ/ドラフト4位):かつてスパーズで優勝した経験を持つジャレン・ジャクソンSr.の息子。 ・モー・バンバ(マジック/ドラフト6位):ニューヨークのハーレム出身。今オフはジョエル・エンビードと共に汗を流した。 ・ウェンデル・カーターJr.(ブルズ/ドラフト7位):今夏のオール・NBAサマーリーグ・ファーストチームに選出された。

④ 21年もの長い年月

2018-19シーズン、NBAレジェンドのダーク・ノビツキー(マーベリックス)とビンス・カーター(ホークス)の2人が、NBA歴代最長記録に並ぶ21年目のシーズンを迎える。 ・21シーズンNBAでプレーした選手は、過去に3人いる。ロバート・パリッシュ、ケビン・ウィリス、ケビン・ガーネットの3選手だ。 ・1つのチームで21シーズンプレーし続けたのは、NBA史上ノビツキーただ1人だ。 ・共に1998年にドラフトされたノビツキーとカーターの指名順位は4つしか違わなかった。彼らは2人共、ドラフト当日に指名を受けたチームとは別のチームにトレードされている。彼らは、かつてマーベリックスで3シーズン一緒にプレーしたことがある。 ・彼らは、今シーズンそれぞれのチームに入団してくるルーキー(マーベリックスのルカ・ドンチッチとホークスのトレー・ヤング)の年齢よりも長くNBAでプレーしている。 ・カーターは2015-16シーズンに、ノビツキーは2016-17シーズンに、それぞれ『チームメイト・オブ・ザ・イヤー』という賞を受賞している。2017年の授賞式で、ノビツキーにトロフィーを授与したのはカーターだった。 ・現在、NBAの歴代総得点ランキングの6位にランクしているノビツキーは、今シーズン中にあと233得点決めればウィルト・チェンバレンを抜いて歴代5位に浮上できる。だが、レブロン・ジェームズが僅か150得点差でノビツキーを追っている。 ・ノビツキーは、あと29試合プレーするとキャリア通算1500試合に到達する。過去に通算1500試合以上を達成しているのは、ロバート・パリッシュ(1611試合)、カリーム・アブドゥル・ジャバー(1560試合)、ジョン・ストックトン(1504試合)の3名だけだ。 ・現在、NBAの歴代総得点ランキングの22位にランクしているカーターは、今シーズン中にあと132得点決めれば通算25000得点に到達できる。

⑤ NBAのゲームスタイルの変化

現在、NBAの試合は高得点&ハイペースな展開が主流となっている。このゲームスタイルは、リーグが誇る才能溢れる選手達の能力をファンに楽しんでもらうのに最適な組み合わせだと言える。 ・昨シーズンのNBA全体の平均得点は1試合平均106.3点だった。これは、過去27年間で最多の数字だ。 ・各チームの平均ペース(1試合あたり100.1ポゼッション)は、過去25年間で最高の数字だ。 ・昨シーズンの全チームのスリーポイント成功数の合計は25807本だった。1シーズンで合計25000本を超えたのは史上初めてのことだ。 ・昨シーズン、リーグ全体で31人の選手が1回以上のトリプルダブルを達成した。これはNBA史上最多の人数だ。 ・昨シーズン、リーグ全体で10人の選手が、1試合に50得点以上を決める『50点ゲーム』を1回以上達成している。これもNBA史上最多の人数だ。

⑥ 9チームが新たな指揮官の下でシーズンイン

今シーズン、全30チーム中9チームが新たなヘッドコーチの下で開幕を迎える。そのうちの5名は、NBAのフルタイム・ヘッドコーチとして1年目のシーズンを迎えることになる。 ・イゴール・ココスコフ(サンズ)、ニック・ナース(ラプターズ)、ロイド・ピアース(ホークス)の3名にとって、今シーズンはNBAヘッドコーチとしてのデビュー・イヤーとなる。セルビア出身のココスコフは、北米以外の国で生まれ育ったNBA史上初のヘッドコーチだ。 ・JB・ビッカースタッフ(グリズリーズ)とジェームズ・ボレゴ(ホーネッツ)は、過去に暫定ヘッドコーチを務めた経験はあるが、フルタイムのヘッドコーチに就任するのは、ココスコフ、ナース、ピアース同様これが初めてだ。ボレゴは、NBAのヘッドコーチに就任した2人目のヒスパニック系アメリカ人だ。(1人目はアール・ワトソン) ・この他にも、今オフに4チームが新ヘッドコーチを迎え入れている。新たなチームで指揮を執ることになったのは、過去にコーチ・オブ・ザ・イヤーを受賞したことがあるマイク・ブーデンホルツァー(バックス)とドウェイン・ケイシー(ピストンズ)の2名と、スティーブ・クロフォード(マジック)、デイビッド・フィッツデイル(ニックス)の計4名だ。

⑦ ライバル関係再び

かつて幾度となく火花を散らし合ったボストン・セルティックスとフィラデルフィア・76ers(以下シクサーズ)の往年のライバル関係が、久々に再燃しそうだ。今シーズン、この2チームのうちのどちらかがイースタン・カンファレンスを制する可能性が高い。 ・今シーズン中に4回あるセルティックスとシクサーズの対戦は、全試合全国放送される。そのうちの2試合は、世界中の注目が集まる開幕戦とクリスマスゲームだ。 ・昨シーズンのプレーオフのイースタン・カンファレンス・セミファイナルで、この2チームは大激戦を繰り広げた。全5試合中3試合が5点差以内で決着が付いたという大接戦を制してイースタン・カンファレンス・ファイナルに進出したのは、セルティックスだった。 ・これまでに、セルティックスとシクサーズはプレーオフで20回対戦している。これは、NBAプレーオフ史上最多の対戦回数だ。 ・セルティックスのジェイソン・テイタムとジェイレン・ブラウン、そしてシクサーズのジョエル・エンビードとベン・シモンズは、NBAの将来を担う選手と言われている。シクサーズは、その中にマーケル・フルツも加わることを願っている。

⑧ 2WAY 2.0

2WAY契約という新制度ができて、今シーズンで2シーズン目となる。昨シーズン、NBAとNBA G Leagueの間を選手が行き来できるというこの制度の恩恵を受け、幾つかのサクセス・ストーリーが生まれた。 ・昨シーズンにNBAチームと2WAY契約を結んだ選手のうち10名が、2018年のトレーニングキャンプ開始前にNBAチームと正式契約を結んぶことに成功している。そのうちの3名を紹介しよう。  ○アントニオ・ブレイクニー(ブルズ):2017-18シーズンのNBA G League得点王に輝き、新人王を受賞した。  ○クイン・クック(ウォリアーズ):ウォリアーズと2WAY契約を結んでいた昨シーズンのプレーオフに17試合出場した。  ○デリック・ジョーンズJr.(ヒート):2年前、NBA G Leagueの選手として初めてNBAのスラムダンクコンテストに出場した。 ・2018-19シーズンにNBAチームと2WAY契約を結んでいる選手を何名か紹介しよう。  ○コスタス・アデトクンボ(マーベリックス):2018年のNBAドラフトで、最下位の60位で指名された。もしコスタスがNBA入りに成功すれば、ヤニスとタナシスに次いで3人目の『アデトクンボ家のNBA選手』誕生となる。  ○渡邊雄太(グリズリーズ):ジョージワシントン大出身の渡邊は、2018年のNBAドラフトでは指名を受けることができなかったが、2WAY契約期間中に実力をアピールしてNBAチームから声が掛かることを狙っている。渡邊はプレシーズンゲームで確実に存在感を示しているため、田臥勇太以来2人目の日本人NBA選手誕生も間近と見られている。(田臥は2004-05シーズンにサンズでプレーしている。)

NBAジャーナリスト/イラストレーター 西尾瑞穂 雑誌・テレビ・インターネット等の媒体で活動するフリーランス・イラストレーター。イラストを通じてNBA選手やNBA球団と親交を深めており、NBAの現役選手に頼まれてイラストを制作する機会も多数。ファン歴25年以上という熱狂的なユタ・ジャズのファンだったが、最近ではイラスト制作をきっかけにチームと密接な繋がりを持つようになり、昨年はジャズの球団社長から直接依頼を受けてチームの公式イラストを制作した。NBAジャーナリストとして8年前からNBAの現地取材をスタートし、NBAオールスターゲームは毎年現地で取材している。

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