プレイオフ・カンファレンス決勝で、デンバー・ナゲッツはロサンゼルス・レイカーズに3戦全勝と、カンファレンス1位の力を見せつけている。第4戦に勝利すればスウィープでNBAファイナル進出となるが、実現すればスウィープも含めていずれも球団史上初の快挙となる。 そんななか、ナゲッツが警戒するのがレイカーズのレブロン・ジェームズだ。これまでジェームズはクリーブランド・キャバリアーズに所属していた2007年(対サンアントニオ・スパーズ)、2018年(対ゴールデンステイト・ウォリアーズ)と2度スウィープ負けを喫したことがあるが、いずれもNBAファイナルだった。プレイオフでのスウィープ負けはないのだ。 ナゲッツのジェフ・グリーンは、「彼はこの20年間、素晴らしいことをいくつか成し遂げてきた」とジェームズをリスペクト。だからこそ、「第4戦で終わらせなければ」と気を引き締めている。 ブルース・ブラウンも「(第4戦に勝利することで)彼らに希望を与えたくない」と、レイカーズを警戒。二コラ・ヨキッチも「恐れていると言うつもりはないけど、向こうにはレブロンがいる。彼は何でもできるから 」と語っている。 ジェームズを含めたレイカーズを勢いづかせないために、スウィープを狙うナゲッツ。3連勝にも決して慢心せず、相手を警戒し続ける姿勢に強さの理由があるのかもしれない。