日本時間5月17日(現地16日)から、いよいよカンファレンス決勝が始まる。第1シードのデンバー・ナゲッツはホームで第7シードから勝ち上がってきたロサンゼルス・レイカーズを迎える。両チームがカンファレンス決勝で対戦するのは2020年以来で通算3度目。ホームコート・アドバンテージを持つナゲッツだが、二コラ・ヨキッチは「(トレードでロスターを入れ替えたレイカーズは)我々にとって新しいチーム。恐らくすべてが新しくて、すべてが異なっているだろう」と、レイカーズを警戒しているようだ。 「彼らはプレイオフで素晴らしいプレイを見せている。トレード期限以降、彼らは本当に良い」 ヨキッチは1回戦でミネソタ・ティンバーウルブズのカール・アンソニー・タウンズとルディ・ゴベア、カンファレンス準決勝でフェニックス・サンズのディアンドレ・エイトンといったビッグマンと対峙してきた。そして今度はレイカーズのアンソニー・デイビスとのマッチアップが控えている。 ナゲッツのアーロン・ゴードンは、「ADは7フィート2インチのガードだ。彼はボールをうまく扱い、ファウルを引き寄せることができる」と警戒する。 無論、レイカーズにとってはヨキッチも驚異の存在となる。サンズとのシリーズでヨキッチは、平均34.5点、13.2リバウンド、10.3アシスト、FG成功率59.4%を記録した。ナゲッツのマイケル・マローンHC(ヘッドコーチ)は、「ニコラはNBAの歴史上でほとんどの人が成し遂げたことがないことを今やっている。彼が平均トリプルダブルをマークしたフェニックスとのシリーズはまさに驚嘆すべきものだった」と振り返っている。 レイカーズ、ナゲッツともに役者は揃っているなかでも、ヨキッチとデイビスのマッチアップがシリーズの趨勢を左右する大きなポイントとなりそうだ。