ダラス・マーベリックスは直近8試合で7敗と苦しみ、プレイイン・トーナメント出場圏外のウェスト11位に落ち込んでいる。それでも出場の可能性が潰えない限り、ルカ・ドンチッチはプレイを続けると宣言した。『ESPN』のティム・マクマホン記者が伝えている。 日本時間4月6日(現地5日)のサクラメント・キングス戦に向けて前日練習に参加したドンチッチは、「明日はプレイする。チャンスがある限りはプレイするつもりだ。まだ何も起こっていないからね」とコメントした。 37勝42敗のマーベリックスは、38勝41敗でウェスト10位のオクラホマシティ・サンダーに1ゲーム差をつけられている。残り試合数を鑑みれば決して小さい差ではない上に、勝率で並んだ場合に優劣を決めるタイブレイクはサンダーが持っているのだ。マーベリックスがポストシーズン進出を果たすには、サンダーに勝利数で上回る必要がある。 ドンチッチは「チャンスは小さい」と認めつつも、「それは誰もが知っていること。さっき言ったように、チャンスがある限り自分はプレイする」と力強く語った。 アービング加入以降チームは7勝15敗と負け越しており、ドンチッチとアービングが同時出場した試合は4勝11敗とさらに勝率が落ちている。ドンチッチも「(カンファレンス決勝に進出した)昨季あったようなケミストリーは、今のチームにないと思う。ケミストリーはすぐに構築されるものではない。長いプロセスを経て得られるものなんだ」とコメントしている。 さらにドンチッチは母国スロベニアの代表としてプレイするなど、多忙なオフを過ごしてきた。そうした疲れも影響していることを認めている。それでも「それは言い訳にならない」ときっぱり。自分がリーダーであり、すべての責任を背負うと覚悟を見せた。 残り3試合、逆転でプレイイン・トーナメント出場を実現させることはできるか。