今季開幕前にチームの女性スタッフと不適切な関係を持ったとされ、ボストン・セルティックスから追われていたイメイ・ユドカ前HC(ヘッドコーチ)だが、来季は再びヘッドコーチの職を手にするかもしれない。『Heavy Sports』のスティーブ・ブルペット記者が報じている。 ブルペット記者は、トロント・ラプターズとヒューストン・ロケッツがユドカ獲得に興味があると見ているようだ。ラプターズはニック・ナースHCと袂を分かつ可能性を示唆。その後任にユドカを据えるというのだ。その場合ロケッツはナースHCを追う一方で、ユドカも候補に入るだろうと報じている。 不祥事でチームを離れる形となってしまったユドカだが、セルティックスでは強固なディフェンスを構築し、現在のチームの礎を築いた。サンアントニオ・スパーズのグレッグ・ポポビッチHCは「今も昔も変わらず素晴らしい友人だ」と、かつて選手として、そしてアシスタントコーチとして自身を支えたユドカを庇うコメントをしている。 プレイオフへ進めなかったチームは、テコ入れとして手始めに指揮官を交代させるケースが少なくない。今後、新しいコーチ人事の噂が多数上がってくる中で、実績十分のユドカの名前を目にする機会は多くありそうだ。