チャールズ・バークレー、デュラント獲得の古巣サンズのキーマンにエイトンを指名「汚れ仕事をしないといけない」

フェニックス・サンズは日本時間2月10日(現地9日)、ミカル・ブリッジズ、キャメロン・ジョンソン、ジェイ・クラウダーと4つのドラフト1巡目指名権(2023、25、27、29年)、2028年のドラフト指名権の交換権をブルックリン・ネッツに送り、ケビン・デュラントとTJ・ウォーレンを獲得した。現代NBAを代表するスコアラーのデュラントを迎えたが、サンズOBのチャールズ・バークレーはディアンドレ・エイトンがチームのキーマンだと考えているようだ。『Arizona Sports』のウィルズ・ライス記者が伝えた。 2010-11シーズン以降、プレイオフから遠ざかっていたサンズは、2020年11月にトレードでクリス・ポールを獲得して低迷期を脱出。2020-21シーズンにリーグ2位の51勝(21敗)を挙げてNBAファイナルまで進出すると、昨季はリーグ最高勝率(64勝18敗)をマークするなど、一躍ウェストを牽引する立場まで上り詰めた。 しかし、今季は司令塔のポールが腰の痛みなどで21試合、ブッカーが左鼠径部の負傷などで27試合を欠場。キャメロン・ジョンソンは右膝半月板損傷の修復手術を受けたことで約2か月の離脱があり、1月下旬以降に10勝3敗とようやく調子が上がってきたところだ。 そのなかで、デュラントを獲得する大型トレードに踏み切ったが、右膝靭帯捻挫により戦列復帰はオールスター以降になる見込み。ブッカーが欠場した2月10日のアトランタ・ホークス戦は、エイトンが23得点を挙げたものの、チームは107-116で敗れた。エイトンの2リバウンドは、足首捻挫で負傷退場した2022年1月のデトロイト・ピストンズ戦でリバウンドなしに終わって以来、キャリア2番目に少ない数字。『TNT』でアナリストを務める元NBA選手のチャールズ・バークレーは、古巣に対して見解を述べた。 「鍵はエイトンだろう。彼はダーティーワーク(地味な汚れ仕事)をしないといけない。多くボールを持つつもりはないわけで、できることをやる、もっとリバウンドを取る必要があるし、ブロックなどでもチームを助けるんだと気概を見せないといけない」 今季平均18.6得点、10.2リバウンドを記録しているエイトンに期待を寄せたバークレー。実際、続く2月11日(同10日)に行われたインディアナ・ペイサーズ戦ではエイトンが22得点、11リバウンド、復帰したブッカーが21得点、ポールが19得点、9アシストとビッグ3揃い踏みで117-104と勝利した。 サンズがウェスト5位(31勝27敗)からさらに上位を狙うためには、エイトンの奮起が不可欠になりそうだ。

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