昨季王者ゴールデンステイト・ウォリアーズは、日本時間1月21日(現地20日)に敵地で行われたクリーブランド・キャバリアーズ戦に120-114で勝利し、勝率を5割(23勝23敗)に戻した。スタメン組を休ませたスティーブ・カーHC(ヘッドコーチ)は、シーズン82試合制の変更を提唱している。『AP通信』が伝えた。 今季のウォリアーズは平均29.3得点を挙げているステフィン・カリーが主に左肩の亜脱臼で15試合、平均18.0得点を記録するアンドリュー・ウィギンズが内転筋損傷などで18試合を欠場。勝率5割前後を行き来する戦いが続いている。 1月21日のキャバリアーズ戦では、カリー、クレイ・トンプソン、ドレイモンド・グリーンのベテランビッグ3は出場させずに休養。23歳のジョーダン・プールが両チームトップの32得点(フィールドゴール10/23、3ポイント5/12、フリースロー7/8)、先発抜擢の25歳タイ・ジェロームが22得点(フィールドゴール9/13、3ポイント3/4、フリースロー1/1)を叩き出し、主力を温存しながら勝利を手にした。 NBAはレギュラーシーズン82試合という長丁場で、連戦が続く日程、移動距離も踏まえて休養目的で選手が欠場することも少なくない。しかし、カーHCの中では本意ではないところがあったようだ。 「プレイするのを期待してチケットを買ったファンに対して、すごく申し訳ない。ビジネスの残忍な部分だ。だからこそ、私はシーズン72試合制を支持し続けるつもりだ。10試合を削れば、こんなクレイジーな状況に陥る必要はない十分な休息が得られる。選手を見られないゲームは大幅に減るだろう」 プレイする選手ファーストで考えると、今後もレギュレーションに関しては議論が続けられそうだ。