日本時間11月14日(現地13日)、フィラデルフィア・76ers(以下シクサーズ)のジョエル・エンビードが、この日行なわれたユタ・ジャズ戦でキャリアハイとなる59点をマークした。エンビードは37分プレイして、フィールドゴールを19/28、フリースローを20/24で沈めた上、11リバウンド、8アシスト、7ブロックとオールラウンドに活躍した。試合も105-98でシクサーズが勝利している。 とりわけ第4クォーターは圧巻だった。チームが上げた27点のうち26点を1人で記録。さらに、ブロックもこのクォーターだけで5本を叩き出している。それでもエンビードは、試合後に自分だけの手柄ではないことを強調した。 「これはチームとしてやったこと。コーチが自分をそのようなポジションに配置し、チームメイトがボールをくれたからだ。すべてがうまくいった。だから、今日の手柄はチームメイトのものだよ」 エンビードはこのように謙遜するが、ドック・リバースHC(ヘッドコーチ)は、「攻守両面でこれほど支配的なパフォーマンスは見たことがない」と絶賛している。 なお、『ESPN Stats & Information』によるとエンビードは、ブロックが正式に計測されるようになった1973-74シーズン以降で、50点、10リバウンド、5アシスト、5ブロック以上を記録した史上初の選手となった。さらに、1つのクォーターで20点、5ブロック以上を記録したのも過去25シーズンでは初めてだったという。 エンビードの爆発もあり2連勝を飾ったシクサーズは、19日(同18日)にホームでミルウォーキー・バックスと対戦する。