2021年王者のミルウォーキー・バックスは今季、開幕7連勝と最高のスタートを切った。その快進撃を支えるのがエースのヤニス・アデトクンボだ。元NBA選手のケンドリック・パーキンスは、コービー・ブライアントらレジェンドを彷彿させると称賛している。 ヤニス・アデトクンボは開幕戦のフィラデルフィア・76ers戦こそ21得点だったが、以降はすべて30得点以上。ヒューストン・ロケッツ戦で44得点、ブルックリン・ネッツ戦で43得点を挙げるなど、リーグ2位の平均33.6得点、12.7リバウンド、5.0アシスト、フィールドゴール成功率56.9％と力強くチームを牽引している。 2008年にボストン・セルティックスでリーグ優勝を経験している元NBA選手で、現在はアナリストとして人気を博すパーキンスは、『ESPN』の番組『NBA Today』で「ヤニスは神様が我々に与えてくれた恵みだ。バスケットボールに関するすべてのことをやっている。フランチャイズプレイヤーとしては、すべてのGM（ゼネラルマネージャー）にとって夢だ」と最大限の賛辞を送っている。 「平均30得点、12リバウンド以上、そしてゲームに情熱を注いでいる。コービー・ブライアントとKG（ケビン・ガーネット）を思い起こさせる存在で、攻守両面で素晴らしい活躍を見せている。もし私がもう一度NBAを目指すなら、ヤニス・アデトクンボを目指す。オフコートでトラブルもないし、毎年ステップアップしている。現時点でベストプレイヤー、それに疑いの余地はない」 殿堂入りを果たしているブライアントやガーネットに匹敵する働きぶりだと評価されたヤニス・アデトクンボ。NBA10年目の今季もその活躍から目が離せない。