日本時間10月10日(現地9日)のトロント・ラプターズ戦で、シカゴ・ブルズのアンドレ・ドラモンドが3ポイントを3本すべて決めて見せた。2012年のNBAデビュー以来、体格を生かしてリバウンドで力を発揮してきたセンターは、これまでのキャリアで3ポイントは114本中15本のみの成功にとどまっていた。それが1試合も3本で決めたことに驚きの声も少なくなかったが、その陰にはドラモンドの努力があったのだ。翌日の練習後、本人が明かしている。 「夏にブルズと契約した時に、コーチ陣と話して取り組んできたことなんだ。フロアに立ち続けるため、そしてチームの勝利に貢献できるように、自分のゲームに様々な要素を加えられるようになりたいと思っている。自分がワイドオープンの時にコーナー3を決められれば、チームにもう一つの要素を加えられるからね」 無論、今後ドラモンドが3ポイントシューターに転身するということではない。本人も、「3ポイントで勝負したり乱発することはない。オフェンスの流れの中でオープンになったら打つ」とコメントしている。 移籍続きの近年は不完全燃焼のシーズンが続いていたが、新たな武器を手にした今季は完全復活のシーズンとなるか。