ゴールデンステイト・ウォリアーズは2021-22シーズンのNBAチャンピオンに輝き、過去8シーズンで4回目のリーグ優勝を果たした。主力の故障で2年間のプレイオフ不進出があったとはいえ、「王朝」と呼ぶに値する結果を受け、リーグを代表するスーパースターであるヤニス・アデトクンボ(ミルウォーキー・バックス)もその功績を認めている。 ウォリアーズはスティーブ・カーHC(ヘッドコーチ)が就任した2014-15シーズンから5年連続でNBAファイナルに進出。ステフィン・カリー、クレイ・トンプソン、ドレイモンド・グリーンを中心に2連覇を含む頂点に3度立ち、リーグを席捲した。 2019年夏にケビン・デュラント(ブルックリン・ネッツ)が退団し、トンプソンも左膝前十字靭帯断裂、右足アキレス腱断裂により2年連続で全休を余儀なくされ、チームもプレイオフ進出を逃した。それでも、トンプソンが復活した今季はウェスタン・カンファレンスの第3シードを獲得。デンバー・ナゲッツ、メンフィス・グリズリーズ、ダラス・マーベリックスを破ってたどり着いたNBAファイナルでは、ボストン・セルティックスをシリーズ成績4勝2敗で下して通算6回目の優勝を果たした。 2021年のリーグ覇者であるバックスの大黒柱アデトクンボは『ESPN』の『NBA Today』に出演した際、「ゴールデンステイト・ウォリアーズ、おめでとう。信じられないほどの王朝だ。3人の男たち(カリー、トンプソン、グリーン)にとって、信じられないほどの旅だった。すべてのチーム、選手たちが同じことを達成したいと思っている。彼らは僕らに模範を示している」と王者に敬意を表した。 10年間主力をキープできる例は少ないなか、ウォリアーズがリーグを牽引する時代はもうしばらく続きそうだ。