ダラス・マーベリックスに敗れて自身17年目のシーズンを終えたフェニックス・サンズのクリス・ポールが、今季終了後の引退を否定した。ポール率いるサンズは、日本時間5月16日(現地15日)に行なわれたマーベリックスとのプレイオフ・カンファレンス準決勝第7戦に90-123で大敗。2年連続のNBAファイナル進出とはならなかった。 この一戦でポールは31分プレイして10点、4アシストと本来の力を発揮できず。『ESPN』のマーク・J・スピアーズ記者は、ポールが左大腿四頭筋を痛めており、ゆったりと歩きながらアリーナを後にしたとツイートしている。なお、ポールは怪我についてコメントを求められたが回答を拒んだという。 37歳というポールの年齢はいつ引退しても不思議ではないものだが、来季に向けて早くも気持ちを切り替えているようだ。『ESPN』のデイブ・マクメナミン記者は、「僕たちは来年この舞台に戻って来る。引退するつもりはないよ」というポールの言葉を紹介している。 今季ポールは平均14.7点、10.8アシストと一流の数字を残している。平均33分近くプレイして、12度目のオールスターにも選ばれた。プレイオフでも随所に勝負強さを見せつけるなど、”ポイント・ゴッド”は健在。来季以降もトップクラスのPGとしてリーグを席巻するだろう。