ダラス・マーベリックスのルカ・ドンチッチは、日本時間2月5日(現地4日)に行われたフィラデルフィア・76ers(以下シクサーズ)戦で通算44回目のトリプルダブルを達成。敵将もNBA界の“キング”を引き合いに出して称賛している。『Sports Illustrated』のジャスティン・グラッソ記者が伝えた。 4年目を迎えたドンチッチは、今季もリーグ6位の平均26.2得点、同20位の8.9リバウンド、同5位の9.1アシストとハイアベレージを記録。シクサーズ戦でも33得点、13リバウンド、シーズンハイの15アシストを叩き出し、107-98の勝利に導いた。ドンチッチのトリプルダブルは今季8回目、通算44回目で、ラファイエット・リーバーを抜いて歴代単独10位に浮上。NBA全30チーム中24チーム相手にトリプルダブルを達成しているという。 この試合では前半に19分間で15得点を挙げたドンチッチに対し、シクサーズもマークを強めたが、後半さらにギアアップ。第3クォーターは12分間フル出場し、フィールドゴール9本中5本を成功させて、チームの32得点のうち11得点をマークした。シクサーズのドック・リバースHC(ヘッドコーチ)は、若きオールラウンダーのドンチッチを称えている。 「彼は(身長201cmと)サイズがある。まるで爆撃機のようで、レブロン(ジェームズ)に非常に似ている。素晴らしいパサーで、ギリギリまでボールを持っているに過ぎない。そしてゴールに攻め込むこともできる」 レブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)は歴代5位のトリプルダブル通算102回を記録しているが、22歳のドンチッチが将来的に“キング超え”を果たすのは間違いないと言っても過言ではなさそうだ。