2021-22シーズンのトレードデッドラインが日本時間2月11日(現地10日)に迫るなか、ロサンゼルス・クリッパーズとポートランド・トレイルブレイザーズがトレードに合意したと、『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者が伝えている。 クリッパーズはノーマン・パウエルとロバート・コビントンをブレイザーズから獲得。代わりに、エリック・ブレッドソー、ジャスティス・ウィンズロー、キーオン・ジョンソン、2025年のドラフト2巡目指名権(デトロイト・ピストンズ経由)を放出するという。 クリッパーズは現在、27勝27敗でウェスタン・カンファレンス8位。ポール・ジョージが右肘の内側側副靭帯断裂で昨年12月下旬から欠場が続き、昨夏に右膝前十字靭帯の修復手術を受けたカワイ・レナードは今季全休の可能性も浮上している。 NBA7年目のスウィングマンであるパウエルは、今季40試合に出場して平均18.7得点、3ポイント成功率40.6%を記録。コビントンも攻撃では潤滑油、守備ではストッパーとして貢献するコンボフォワードで、主力2人の穴埋めが期待される。このトレードで、クリッパーズのタックス支払額は1900万ドル(約21億9000万円)増加するという。 一方、ブレイザーズが獲得した32歳のブレッドソーは2022-23シーズンの契約が部分保証、ウィンズローは来季終了後に無制限FA(フリーエージェント)、ジョンソンも年俸200万ドル(約2億3000万円)台と比較的安価の契約。ウォジナロウスキー記者によれば、ブレイザーズはこのトレードでラグジュアリータックスの基準値を下回ることになるという。