クリーブランド・キャバリアーズは主力選手に大怪我が相次ぐなかでも、イースタン・カンファレンス5位(27勝19敗)と4年ぶりのプレイオフ進出に向けて好位置をキープしている。ベテランのケビン・ラブは、ルーキーながらスタメンを張るエバン・モーブリーに一目置いている。 開幕2連敗スタートのキャブズだったが、11月下旬から調子を上げ、コリン・セクストンとリッキー・ルビオが今季絶望の怪我を負ったなかでも、ブルックリン・ネッツ、シカゴ・ブルズ、マイアミ・ヒート、ミルウォーキー・バックスに食らいついている。 今季はラウリ・マルカネン、ジャレット・アレン、新人モーブリーがフロントコートのスタメンを務め、ベテランのラブはシックスマンとして平均14.0得点、7.1リバウンド、3ポイント成功率40.3%といぶし銀の働きを見せている。 一方、平均15.0得点、7.8リバウンド、1.7ブロックを挙げているドラフト3位指名のモーブリーは、ルーキーの中で得点3位、リバウンド2位、ブロック1位と新人王の有力候補。最初の20試合で史上5人目となる50アシスト、30ブロック以上を記録し、将来の最優秀守備選手賞も獲れるポテンシャルを秘めるとも目されている。 熟練のラブも、元NBA選手のJJ・レディックがホストを務めるポッドキャスト『The Old Man and the Three』でモーブリーを称賛している。 「彼は3ポイントを撃てるポテンシャルがある。守備面で見ても、サイズがあり、すべてができる。足を動かし、1番(ポイントガード)から5番(センター)まで守れる。しっかりとマッチアップして、相手を打ち負かしたいと思っている。フィジカルコンタクトを恐れない点は、本当に驚かせられた。立ち向かっていくことに恐怖心を覚えないんだ」 キャブズが2017-18シーズン以来のプレイオフ進出を果たすうえで、モーブリーの働きは必要不可欠となるのは間違いない。