「MIP候補の議論に自分も入っているべき」 進境著しい2年目のデズモンド・ベインが自信を覗かせる

2021-22シーズンにおけるサプライズチームのひとつがメンフィス・グリズリーズだ。昨季はウェスト8位だったが、今季は首位争いを演じるゴールデンステイト・ウォリアーズやフェニックス・サンズに肉薄するまでに飛躍。昨年末から今月中旬にかけては、球団記録となる11連勝も達成した。 そんなチームを牽引するのは3年目の司令塔ジャ・モラントだ。しかし、大車輪の活躍を見せるエース以外にも目覚ましいパフォーマンスを披露している選手たちがいる。そのうちの1人が2年目のデズモンド・ベインだ。今季は45試合に出場し、チーム3位の平均17.7点、4.4リバウンド、2.4アシストを記録。42.0%と高確率の3ポイントに加えて、ディフェンスでも相手チームのエース級と対峙するなど、攻守両面で欠かせない存在となっている。 そんなベインをMIP候補に推す声は少なくない。そして本人も受賞に自信を覗かせている。『Yahoo! Sports』のクリス・ヘインズ記者が、自身のポッドキャスト番組にベインが出演した際のコメントを紹介している。 「役割は自分が成長するにつれて変わっていくもの。上達すればするほどゆとりが生まれ、チャンスも増えるんだ。準備ができていないヤツにチャンスが与えられることはない。NBAでは誰もが試合に勝つことで家族を養おうとしているんだ。だから、自分は必ず(MIP候補の議論に)入っているべきだと思う」 プロ入り当初は3ポイントに偏っており、アシスタントコーチから「ペイントエリアにアレルギーでもあるのか?」とジョークを飛ばされたと明かすベインだが、今ではポストアップを含めゴール近辺からのシュートも増えている。「最近はバスケットの近くでもフィニッシュするようになった。3ポイントを1本しか打たない日だってあるよ」と、オフェンスの幅が広がっていることをアピールした。 それでも、学生時代から評価の高かった3ポイントに自信があるのは変わらない。「もし3ポイント・コンテンストに招待されたら出場するし、優勝するつもり」と断言した。 「キャリア2年目に3ポイント・コンテンストに出場するのは自分の夢だし、これまでの努力の賜物と言える。世界最高のシューターの1人と認識されたいし、このコンテストはシューターたちにとってハイライトとなる。だから招待されるということはとても名誉なことだし、敬意の印でもあり、これまでの努力に対する大きな賛辞なんだ。自分のキャリアが正しい方向に向かっていることを示す指標になるだろうね」

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