「一緒にプレイするのが本当に楽しい」 クレイ・トンプソンがアンドリュー・ウィギンズとの共闘に大満足

先日、941日ぶりにコートに戻ってきたゴールデンステイト・ウォリアーズのクレイ・トンプソンは、復帰からの5試合で平均21.0分に出場して15.2点、3.0リバウンド、2.2アシストを記録している。元オールスターの成績としては平凡に見えるかもしれないが、長期間離脱していたこと、そして試合に戻ってから間もないことを鑑みると、驚異的な数字と言えるだろう。 日本時間1月19日(現地18日)のデトロイト・ピストンズ戦では、22分で21点をマーク。「今夜は素晴らしい時間を過ごせた」と本人の感触も良く、キャリア通算で平均19.5点を挙げているシャープシューターの本領発揮は、そう遠くない時期にやってくるかもしれない。 トンプソンの復帰前後でチーム内で大きく変わったのが、アンドリュー・ウィギンズの存在だ。トンプソン不在時の2020年2月にトレードでチームに加入。以後、攻守両面で存在感を増しており、今やチームに欠かせない存在となっている。そして今回、トンプソンの復帰によって2人は新たにアジャストが求められる状況となったのだが、このピストンズ戦ではトンプソンが試合開始から3分の間にウィギンズへ2本のアシストを供給。早くも息の合ったプレイを披露して見せたのだ。 試合後、トンプソンはウィギンズとのプレイについて「アンドリューと一緒にプレイするのは本当に楽しい」と振り返った。 「アンドリューはとても才能があるからね。彼がバスケットボールのコートでしていることは、本当に教えられるようなものじゃないんだ。今年のオールスターにふさわしい選手だと思う。彼がいなかったら、今の順位(ウェスト2位)にはいられなかっただろう」 ウォリアーズが2018年以来の優勝を成し遂げるには、大黒柱であるステフィン・カリーの活躍はもちろん、2人の息の合ったプレイも不可欠。すでにいい連携を見せつつある2人だが、プレイオフで頂点まで勝ち上がるべく、今後さらにケミストリーを向上させてくるに違いない。

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