紆余曲折のシーズン、新たな正念場を迎える渡邊雄太【1月22日(土)午前10時 ラプターズ対ウィザーズ】

「NBA4季目にしてようやく本契約の選手としてシーズンを迎えられます!」 日本時間10月18日(現地17日)、トロント・ラプターズの渡邊雄太はSNSにこうコメントを残し、自身初の開幕ロスター入りに歓喜した。過去3年シーズンはいずれも2ウェイ契約スタート。昨年4月に念願のNBA本契約をラプターズと締結するも、新シーズンのロスター入りは確約されていなかっただけに、嬉しさもひとしおだったのだろう。 「彼はバスケIQが高いし、すごくエネルギッシュな選手で常に全力でプレイするね」とニック・ナースHC(ヘッドコーチ)に評価されて迎えた今季は、昨季以上の飛躍の予感が漂っていた。しかし、ここまでは渡邊にとってアップダウンの激しい、チャレンジングなシーズンとなっている。

怪我で出遅れるも過去最高のスタート

出だしは決して悪くなかった。むしろ過去最高のスタートだと言っても過言ではないだろう。プレシーズン期間の練習で左ふくらはぎを負傷し、開幕から約1か月を欠場したが、復帰後はチームにおける主力の一員として活躍を披露していた。 12月終了時点では13試合で平均21.2分、7.9点、4.5リバウンドとキャリアハイの数字を記録。特に印象的だったのが、12月27日(同26日)のクリーブランド・キャバリアーズ戦だ。安全衛生プロトコルによりほとんどの主要メンバーが欠場するなか、今季初の先発出場を飾ると、26点、13リバウンドといずれも自己最多を更新する大活躍。試合には大敗したが、10日間契約の選手が7人もいる急造チームを最後までリーダーとして引っ張った。

躍進から一転ベンチを温める日々

ラプターズでロールプレイヤーとしての地位を確立したかのように思えた渡邊だったが、先発組がプロトコルから復帰した1月から状況が一変してしまう。年末からシュートスランプに陥ったこと、そして5日(同4日)に今度は自身がプロトコル入りしたのをきっかけに出場機会が激減。4試合欠場している間にチームが連勝するなど、タイミングも悪かった。 プロトコルから復帰直後の3試合中2試合でスタメンに名を連ねたものの、合計2点とほぼノーインパクト。その後2試合はコートに立つ機会が与えられず、2022年に入ってからは平均9.8分、1.5点と試練の日々が続いている。

過去にないプレッシャーのなか問われる真価

これまではひたすら追いかける立場だった渡邊だが、現在はポジションを失うかもしれないという気持ちのなかで戦っているのかもしれない。NBA入りして以降では経験のない期待値の高さゆえに、それに応えたいという強い思いが見えないプレッシャーとなり、不調に繋がっている可能性もある。 今が正念場だが、渡邊はこれまでに何度も逆境を乗り越え、自らの力でチャンスを掴んできた。ラプターズは現在イースタン・カンファレンス10位とプレイオフ出場を争っている。そんな厳しい環境下で再びローテーション入りできれば、それが確固たる自信となり、NBA選手としてさらなる進化を遂げるはずだ。 22日(同21日)には敵地で、八村塁が所属するワシントン・ウィザーズと対戦する。日本代表で時間を共にした戦友との一戦で、復活への一歩を踏み出すことができるか見ものだ。

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