ロサンゼルス・レイカーズのレブロン・ジェームズは日本時間12月31日(現地30日)、37歳の誕生日を迎えた。NBA19年目も随所に“キング”ぶりを発揮しており、アシスタントコーチ(AC)も「上質なワイン」と例えている。 2003年のドラフト全体1位指名でNBA入りしたジェームズは、これまでクリーブランド・キャバリアーズ、マイアミ・ヒート、レイカーズでプレイ。リーグ優勝4回、シーズンMVP4回、オールスター出場17回、オールNBAチーム選出17回など、数々の功績を残してきた。 2020年には初のアシスト王、12月29日(同28日)のヒューストン・ロケッツ戦ではキャリア初のセンター出場で32得点、11リバウンド、11アシストとシーズン3回目のトリプルダブルを記録。史上3人目の通算3万6000得点にも到達した。 レイカーズとの契約ラストイヤーとなる2022-23シーズン終了後には38歳で、引退の時が近づいているのは間違いない。『The Athletic』のビル・オラム記者は、「ジェームズの素晴らしさに関して、特に新しいことはない。それがレイカーズにとって真実だ。彼のバスケットボールの終焉は必然的に来るだろう」と触れた。 一方で、レイカーズのフィズデールACは、長年NBAを牽引してきたスーパースターの円熟味を称えている。 「彼は文字通り上質なワインで、ヴィンテージだ。彼のゲームはどんどん良くなっている。おそらくバックボードの一番上は触れなくとも、いまだに彼は高く飛んでいる」 ジェームズ自身、「俺はまだ高いレベルでプレイしている。いつまでプレイするかはあまり考えていない。自分の体が、俺と俺の心をどこまで連れて行ってくれるか。心がフレッシュで、身体もそれについてくれば俺がプレイできる」と語っており、何歳までコートに立ち続けてくれるかにも期待したいところだ。