ダラス・マーベリックスのルカ・ドンチッチは、NBA4年目にして早くもスーパースターの地位を確立している。昨季まで現役選手としてプレイし、今季からマブズのアシスタントコーチを務めるジャレッド・ダドリーが、ドンチッチとレブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)を比較した。 4年目を迎えたドンチッチは今季、平均25.6得点、8.0リバウンド、8.5アシストを挙げている一方、左膝と左足首の捻挫により計7試合を欠場。年々対戦相手のマークも厳しくなり、少なからず苦しんでいる印象もある。 そのなかで、キャリア終盤の2019-20シーズンから2年間、レイカーズに所属し、今季からアシスタントコーチに就任したジャレッド・ダドリーは、『ダラス・モーニング・ニュース』で元同僚ジェームズを引き合いに出しながらドンチッチについて言及している。 「2人とも、キャリアの早い段階で勝者だ。ルカは(レアル・マドリードの一員として)ヨーロッパで優勝し、若くして大きな進歩を遂げた。ルカはNBAに来て、すでにリーグ最高の選手の1人だが、これは非常にレアなケース。共通するのはアンセルフィッシュで、ほかの選手を追い抜き、よりよくなりたいという意欲だ。2人ともボールを持つこともできる」 ダドリーは4年目のドンチッチについて、「ルカにはまだ長い道のりがある。彼にとって素晴らしいことだ」とまだ大きな伸びしろを残しているとも語っている。スロベニアが生んだ22歳の天才オールラウンダーが、今後どのような成長曲線を描いていくのか注目だ。