NBAの2021-22シーズンは第8週に突入。『NBA.com』のマイケル・C・ライト記者は、毎年恒例となっている“MVP査定”第7回版を発表し、トップ5に変動がなかったなかで、ユタ・ジャズのルディ・ゴベアが6位にジャンプアップしている。 トップ5に関しては、1位ステフィン・カリー(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)、2位ケビン・デュラント(ブルックリン・ネッツ)、3位ヤニス・アデトクンボ(ミルウォーキー・バックス)、4位ニコラ・ヨキッチ(デンバー・ナゲッツ)、5位クリス・ポール(フェニックス・サンズ)と変動はなかった。 4週連続1位のカリーは名手レイ・アレンが持つ通算3ポイント成功数のNBA記録更新が目前で、3ポイント連続成功試合数(157)の新記録も視野に入れている。3位のアデトクンボは平均得点(3位)、リバウンド(6位)、ブロックでトップ10入り。史上初となる4年連続の平均25得点、10リバウンド、5アシスト以上も十分可能なペースだ。 連勝こそ「18」でストップしたが、依然としてリーグ首位争いを繰り広げるサンズの司令塔ポールも、平均アシスト1位、スティール3位、クラッチタイムの攻撃レーティング1位、守備レーティング2位と好調をキープしている。 そのなかで、前回10位からトップ5目前の6位までジャンプアップしたのがゴベアだ。今季はここまで全25試合に出場し、平均14.9得点、リーグ1位の14.7リバウンド、同3位の2.2ブロック、フィールドゴール成功率72.5%の好成績を残している。日本時間12月10日(現地9日)のフィラデルフィア・76ers戦では17得点、21リバウンドを叩き出した。 「人々は理由もなく僕を批判したがる。僕は決して他人を批判しないんだから、おかしなものだよ。ただ、僕は毎晩自分の仕事をするだけだ。世界一になると、周りはみんな不安になるものさ。僕はチームのためにプレイし、勝ち続けるつもりだ」 昨年12月に5年総額2億500万ドル(約232億円)で契約延長し、レジェンドのシャキール・オニールに守備的センターとしては高額すぎると揶揄されたこともあったが、ゴベア自身は常に自分に矢印を向けている。トップ5の牙城を崩せるか、今後の活躍に注目だ。 そのほかには、7位にトレイ・ヤング(アトランタ・ホークス)、8位にザック・ラビーン(シカゴ・ブルズ)、9位にデマー・デローザン(シカゴ・ブルズ)、10位にジミー・バトラー(マイアミ・ヒート)が続いた。