メンフィス・グリズリーズは、日本時間12月3日(現地2日)にホームで行われたオクラホマシティ・サンダー戦に152-79と大勝した。73点差での勝利は、30年ぶりにNBA記録を塗り替える形となった。 左ひざの捻挫で大黒柱のジャ・モラントを欠くグリズリーズは、立ち上がりから猛攻を仕掛け、第1クォーターで31-16とリードを奪う。前半だけで36点差をつけると、第4クォーター残り3分2秒にジョン・コンチャーがダンクを決めて145-67とこの日最大の78点差に。『ESPN』によれば、145得点はフランチャイズ記録で、リードも1996-97シーズン以降の試合で最多だという。 結局、グリズリーズは一度もリードを許すことなく、27得点を挙げたジャレン・ジャクソンJr.を筆頭に、出場した12人のうち9人が二桁得点をマーク。1991年12月17日にクリーブランド・キャバリアーズが148-80と68点差でマイアミ・ヒートに勝利したのを上回る、73点差の勝利というNBA記録を打ち立てた。 コンチャーは試合後、「フランチャイズレコードだとは知らなかった。ゴールだけを見て、ダンクをした。でも、素晴らしい記録だね」とコメント。ベンチスタートからチーム2位の19得点を挙げたディアンソニー・メルトンも、「ホームのファンの前で、歴史を刻むのは素晴らしい気分だ。モラントが抜けて、やらなければいけないことは分かっている。ステップアップする必要があった」とチーム力の賜物だと強調している。 モラントが離脱後、3連勝とチーム力を誇示しているグリズリーズ。エースの復帰まで、持ちこたえることができるだろうか。