ロサンゼルス・レイカーズのカーメロ・アンソニーが好調だ。日本時間10月30日(現地29日)のクリーブランド・キャバリアーズ戦で24点、11月1日(同10月31日)のヒューストン・ロケッツ戦で23点と、2試合連続で20点超えを達成。その間、3ポイントを16本中11本沈めるなど、シュートタッチが冴えている。 これまで長らくエースとして活躍してきたことから、開幕前には加入1年目かつ控えでの起用が見込まれるレイカーズでの活躍を疑問視する向きもあった。そうした声はアンソニー本人の元にも届いていたようで、こうした評価を覆したいと考えていたという。『ESPN』のデイブ・マクメナミン記者がアンソニーの言葉を伝えている。 「人々は自分のことを本当に理解していないと思う。世間には自分は適応力が低いという誤解があるけど、どんな状況だって簡単にアジャストできるんだ」 かつてはボールを支配し思いのままに得点を奪っていたアンソニーだが、近年はオフェンスのアプローチを変え、チームオフェンスの流れの中でスポットアップの3ポイントなど効率よく得点を奪えるようになった。また、ディフェンスでの奮闘も光る。 ロケッツ戦後、フランク・ボーゲルHC(ヘッドコーチ)は、「彼が今夜のようなディフェンスを披露するとは思っていなかった。素晴らしかったよ」と絶賛。さらに、「彼の映像を見ると努力が感じられる。懸命にプレイしている」と、真摯に取り組む姿勢を高く評価している。 今季からチームメイトとなったレブロン・ジェームズも、「彼は素晴らしいリズムに乗っている」と親友の活躍を称賛する。キャリア19年目、自身初のタイトル奪取に向けて奮闘するアンソニーに注目だ。