ブルックリン・ネッツはケビン・デュラント、カイリー・アービング、ジェームズ・ハーデンのビッグ3に加え、ブレイク・グリフィン、今夏に復帰したラマーカス・オルドリッジ、新加入のポール・ミルサップやパティ・ミルズと強力な陣容を誇る。エースのデュラントは「俺たちはハイスタンダード（高水準）」と自信を覗かせている。 昨シーズン途中にハーデン、グリフィンが加入し、デュラント＆アービングのサポート体制が整ったネッツは、イーストの第2シード（48勝24敗）を獲得。ポストシーズンではカンファレンス準決勝でヤニス・アデトクンボ擁するミルウォーキー・バックスにシリーズ最終戦までもつれた末に敗れたが、リーグ屈指のパワーハウスとしてその名を轟かせた。 今オフには現役を引退していたオルドリッジが復帰、オールスター経験者のミルサップも加入するなど、さらに戦力アップ。スーパースター揃いのロサンゼルス・レイカーズに負けずとも劣らない豪華さだ。 大黒柱のデュラントは、『ニューヨーク・ポスト』のブライアン・ルイス記者とのインタビューで、「俺はこれまでよりもゲームを理解し始めている。そして、自分自身のプレイをシンプルにした。コート上でできるベストのこと以外は追い求めないようにね。メンタルも楽になって、集中できるようになった」と、右足アキレス腱断裂から復帰後のプレイの変化について明かすとともに、新シーズンに向けたチームに自信を見せている。 「外からのプレッシャーは関係ない。俺たちはハイスタンダード（高水準）をキープしている。全員が自分たちにプレッシャーをかけていて、コートに立つたびに良いプレイをしたいと思っている。俺たちはコンペティターなんだ」 戦前の予想では、ファイナル進出の有力候補に挙げられているネッツ。“史上最高のスコアラー”の呼び声高いデュラントを中心にどのような戦いを見せるのか、注目が集まる。