ゴールデンステイト・ウォリアーズのスティーブ・カーHC(ヘッドコーチ)とドレイモンド・グリーンは、コート上でしばしば衝突を繰り返している。もちろんそれは勝利への強いこだわりがあるからこそだが、カーHCは自身とグリーンが似ているのもその理由のひとつと考えているようだ。ティム・カワカミ記者のポッドキャスト番組『The TK Show』で明かしている。 「私たちにはキレたり、気が狂ったりする能力があるんだよ。私たちの中にある闘争心は、とても似ていると思う。それが私たちの原動力で、小さい頃から自分やドレイモンドを駆り立ててきたものなんだ。彼と一緒に戦えることを毎日感謝しているよ」 ウォリアーズが2010年代後半に3度の優勝を成し遂げたのは、ステフィン・カリーやクレイ・トンプソンの活躍はもちろん、2人を活かすことを可能にしたグリーンの多彩さとカーHCによる個性を活かすオフェンスシステムの導入があったからこそ。チームが再び優勝戦線に加わるには、時に衝突をも辞さないグリーンとカーHCの闘争力が不可欠だ。