今年のドラフトで1巡目全体14位でゴールデンステイト・ウォリアーズから指名を受けたガードのモーゼス・ムーディーは、サマーリーグ終了後チームの施設でトレーニングを積んでいる。その場には、年末の復帰を目指しているクレイ・トンプソンの姿もあったようだ。リーグ随一の名シューターを目の当たりにした驚きを、『The Jim Rome Show』で語っている。 「明らかに初めて見た光景だよ。そこに座って彼が20分間シュートするのを見ていたんだけど、ほとんどボールがリングにすら触れていなかったんだ。本当だよ」 トンプソンの放ったシュートのほとんどが、リングのど真ん中を射抜いていたというのだ。2019年のNBAファイナルで左膝前十字靭帯を断裂、昨年秋には右アキレス腱断裂と大ケガが続き、2シーズンまるまる欠場を強いられているトンプソンだが、復帰に向けたリハビリは順調のようだ。 ウォリアーズが優勝争いに再び加わるためにはトンプソンの完全復活が不可欠なだけに、ファンにとっては嬉しい情報だろう。そんなムーディー自身も、アーカンソー大での最後のシーズンに3ポイント成功率35.8%、先のサマーリーグでも37%を記録している。偉大な先輩から刺激を受け、1年目から戦力として貢献できれば、頂点を目指すチームをさらに後押しできるはずだ。