ゴールデンステイト・ウォリアーズは、過去2シーズンを全休したクレイ・トンプソンが大怪我から復帰予定で、久々にステフィン・カリー、ドレイモンド・グリーンとの“ビッグ3”が揃う。プレイオフ争い、優勝争いに戻ることが期待されるなかで、残るロスター1枠に、無制限FA(フリーエージェント)のポール・ミルサップ獲得を視野に入れているという。 ウォリアーズは2020-21シーズン、20年のドラフト全体2位で指名した新人センターのジェームズ・ワイズマンを中心に起用したが、怪我や荒削りな面もあり、今オフにはカール・アンソニー・タウンズ(ミネソタ・ティンバーウルブズ)らビッグマン獲得の噂が飛び交ってきた。 そのなかで、『デンバー・ポスト』のマイク・シンガー記者によれば、ウォリアーズはデンバー・ナゲッツから無制限FAとなったミルサップに関心を示しているという。 ミルサップはユタ・ジャズで実績を積み、アトランタ・ホークス、ナゲッツでもコンスタントに結果を残してきたいぶし銀のパワーフォワード。ディフェンス力、リバウンド力だけでなく、2019-20シーズンには3ポイント成功率43.5%を記録したように、ミドルレンジからロングレンジまで対応可能だ。ドレイモンド・グリーン、ワイズマン、ケボン・ルーニーとインサイドの駒が少ないウォリアーズにとっては理想的な人材と言えるだろう。 36歳の年齢を考えれば、ベテラン最低保証額の1年契約が濃厚。ブルックリン・ネッツ、ロサンゼルス・レイカーズも興味を示しているとされるなかで、ウォリアーズがミルサップを射止められるか、注目が集まる。