今年のドラフトで全体2位指名を受けてヒューストン・ロケッツに入団したジェイレン・グリーンは、ドラフト前には「自分が1位指名されるべき」と豪語していた。それほどトップ指名に自信があったのだが、だからと言って1位指名権を持つデトロイト・ピストンズに入団したかったというわけではなかったようだ。『Yahoo Sports』のインタビューで、「デトロイトには行きたくなかった」と明かしている。 「ヒューストンの方が居心地が良かった。デトロイトはGリーグの頃のバブルに戻ったような感じだったんだ。Gリーグではジムにいるだけで何もすることがなくて、アパートの中でしか自分の時間がなかった。デトロイトもそんな感じだったんだ。一歩も外に出なかったからね。ジムにこもってアパートに戻るだけさ」 ドラフト前、グリーンはロケッツとピストンズでワークアウトを行なっていたが、その際デトロイトにあまりいい印象を持たなかったようだ。一方で、ピストンズから1位指名を受けたケイド・カニングハムはデトロイトを高く評価している。 この発言によってグリーンは、来季デトロイトに遠征した際に地元ファンからブーイングを浴びることになるかもしれない。しかしグリーンは、「フロアに足を踏み入れるたびに、スタンドにいる人たちに何かを証明しなければならないといつも思っている。自分が良いことをしても悪いことをしても、自分を憎んだりする人はたくさんいる。だから、みんなが間違っていることを証明するつもりだ」と語っている。 たとえ否定的な声があったとしてもプレイで相手を見返すことを誓うルーキーは、その強心臓っぷりでロケッツを上位に押し上げることができるか。